「岡田耕一の感性トレンド」〜感性が創る流行の秘密〜 〔メルマガ登録はこちらからどうぞ♪〕

■感性アナリスト「岡田耕一」が感性トレンドの視点から、ヒット商品や社会現象を紹介し解読して参ります。これまでの分析手法では明確に説明できないヒット要因や社会現象をこのメルマガを通して皆様にお伝えして参ります。

■連載 感性トレンドから見る、ヒット商品・社会現象の解説  これまでのバックナンバーをご紹介しています。

INDEX  ・・・発行日・・・タイトル・・・分野など・・・2008/05〜最新号

2009/05/05   「第55号 〜キーワード解説 その四〜」     〔応用〕

2009/04/28   「第54号 〜キーワード解説 その参〜」     〔応用〕

2009/04/21   「第53号 〜キーワード解説 その弐〜」     〔応用〕

2009/04/14   「第52号 〜キーワード解説 その一〜」     〔応用〕

2009/04/07   「第51号 〜この夏の流行予報〜」     〔流行予報〕

2009/03/31   「第50号 〜なぜ、コカコーラが強いのか?〜」     〔商品コンセプト〕

2009/03/24   「第49号 〜タウンウォッチングの薦め〜」     〔応用〕

2009/03/17   「第48号 〜名古屋オートトレンド〜」     〔流行・社会現象〕

2009/03/10   「第47号 〜自動車のダウンサイズ〜」     〔商品コンセプト〕

2009/03/03   「第46号 〜感性トレンドの本質・番外編〜」     〔その他〕

2009/02/24   「第45号 〜感性トレンドの本質〜」     〔その他〕

2009/02/17   「第44号 〜HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition〜」     〔商品コンセプト〕

2009/02/10   「第43号 〜たまごかけごはんブーム〜」     〔流行・社会現象〕

2009/02/03   「第42号 〜ねこきゅうマウスパッド〜」     〔商品コンセプト〕

2009/01/27   「第41号 〜ペットの写真を印刷したチロルチョコ〜」     〔商品コンセプト〕

2009/01/20   「第40号 〜ファミレス時代の落日〜」     〔流行・社会現象〕

2009/01/13   「第39号 〜2008年 感性トレンド大賞〜」     〔流行・ファッション〕

2009/01/06   「第38号 〜2009年を読む〜」     〔応用〕

2008/12/30   「第37号 〜感性トレンドの応用の仕方D〜」     〔応用〕

2008/12/23   「第36号 〜感性トレンドの応用の仕方C〜」     〔応用〕

2008/12/16   「第35号 〜感性トレンドの応用の仕方B〜」     〔応用〕

2008/12/09   「第34号 〜感性トレンドの応用の仕方A〜」     〔応用〕

2008/12/02   「第33号 〜感性トレンドの応用の仕方〜」     〔応用〕

2008/11/25   「第32号 〜TOYOTA iQ〜」     〔商品コンセプト〕

2008/11/18   「第31号 〜大きな手帳〜」     〔商品コンセプト〕

2008/11/11   「第30号 〜中学生本〜」     〔流行・社会現象〕

2008/11/04   「第29号 〜ゴルフボール:ツアーステージ〜」     〔商品コンセプト〕

2008/10/28   「第28号 〜野菜もりもり会議に実り〜」     〔流行・社会現象〕

2008/10/21   「第27号 〜マックス バイモ イレブン〜」     〔商品コンセプト〕

2008/10/14   「第26号 〜シーリングスタンプ〜」     〔商品コンセプト〕

2008/10/07   「第25号 〜富士登山者数過去最高〜」   〔流行・社会現象〕

2008/09/30   「第24号 〜菓子類〜」     〔商品コンセプト〕

2008/09/23   「第23号 〜H&M〜」     〔流行・ブランド〕

2008/09/16   「第22号 〜ファンタ・手にピタ!ボトル〜」    〔商品コンセプト〕

2008/09/09   「第21号 〜糖類・糖質ゼロ商品群〜」     〔商品コンセプト〕

2008/09/02   「第20号 〜スターウォーズ〜」     〔テレビ・映画〕

2008/08/26   「第19号 〜篤姫2〜」     〔テレビ・映画〕

2008/08/19   「第18号 〜篤姫〜」     〔テレビ・映画〕

2008/08/12   「第17号 〜アシンメトリー〜」     〔流行・ファッション〕

2008/08/05   「第16号 〜ジブリ映画の軌跡〜」     〔テレビ・映画〕

2008/07/29   「第15号 〜崖の上のポニョ〜」     〔テレビ・映画〕

2008/07/22   「第14号 〜売れているネクタイ〜」     〔商品コンセプト〕

2008/07/15   「第13号 〜国内旅行〜」     〔流行・社会現象〕

2008/07/08   「第12号 〜プーペガール〜」      〔流行・ブログパーツ〕

2008/07/01   「第11号 〜小悪魔ageha〜」     〔雑誌〕

2008/06/24   「〜飲料・フードに【体感型】の波〜」   〔商品コンセプト〕

2008/06/17   「〜アウトレットモール〜」

2008/06/10   「〜マジクエスト〜」   〔流行・商品コンセプト〕

2008/06/03   「〜クロックス携帯ケース〜」   〔商品コンセプト〕

2008/05/27   「〜デコラー〜」   〔商品コンセプト〕

2008/05/20   「〜クイズ番組〜」   〔テレビ・映画〕

2008/05/13   「〜エヴァンゲリオン〜」  〔テレビ・映画〕

2008/05/06   画嬢   〔流行〕

2008/04/29   〜多色展開〜  〔商品コンセプト〕

2008/04/22   創刊号 〜ALWAYS 三丁目の夕日〜  〔テレビ・映画〕

2008/04/09   なぜ新型クラウンが売れたのか  〔自動車〕

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 「第55号 〜キーワード解説 その四〜」

  ブログでお伝えしたキーワードは、「高さ」「多色」「曲線」です。

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  そして、キーワードは多くの場合、対語になります。

  今回は、曲線ですが、この対語は直線ですね。

  これは、アナログ期を通しての代表的なキーワードです。

  このキーワード、一号ごとに紐解いて参ります。

  今号では、「曲線」に言及してみたいと思います。

  この曲線、一見発見するのが難しそうなキーワードですが、案外と身近な

  所に発見できます。

  最近のTV番組やCMなどで、昔のアニメ「魔法使いサリー」に使われていた

  書体など、良く目にするようになりました。

  大手携帯メーカーのDOCOMOのロゴも丸い書体に変わりましたね。

  車のデザインにも曲線が多様されています。

  昔からお洒落な人が乗ると言われている、FIAT500やMINI、ワーゲンの

  ビートルなども、今期のアナログ期になって、新しいデザインで見事に

  に復活しました。

  ヘッドライトは、当然、丸いです。

  自動車には本当に感性トレンドのキーワードが当てはまります。

  デジタルピーク期(1985年前後)の自動車のデザインは直線基調で、

  本当に四角い車が多かったものです。

  直線は、A点とB点を結ぶ最短の距離をあらわすもので、曲線はそうでは

  ありません。

  そのぶん、脳の認識度が複雑になるのです。

  というわけで、アナログ期には直線よりも曲線のほうが高感度があがると
  
  いうことになるのです。

  最も、基本になるキーワードは複雑かシンプルかです。

  複雑がアナログ期のもので、シンプルがデジタル期のキーワードです。

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 「第54号 〜キーワード解説 その参〜」

  ブログでお伝えしたキーワードは、「高さ」「多色」「曲線」です。

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  これは、アナログ期を通しての代表的なキーワードです。

  このキーワード、一号ごとに紐解いて参ります。

  今号では、「多色」に言及してみたいと思います。

  最も、基本になるキーワードは複雑かシンプルかです。

  複雑がアナログ期のもので、シンプルがデジタル期のキーワードです。

  そして、キーワードは多くの場合、対語になります。

  今回は、多色ですが、この対語はモノトーンですね。

  この多色、すでにたくさんの商品に見ることができます。

  携帯やノートパソコン、自動車、PSPなどなど・・・・

  また毒々しい色合いの食べ物も存在しています。

  多色は、商品が並んでいるときに、まず、その色の認識をするときにたくさんの
  脳細胞が活性化します。ゆえに複雑度が高いということになります。

  また、その中から、自分の好みの色を見つけるという行為が、購買の中で
  単色のものよりも一行程増えます。

  つまり、複雑度が増すということです。

  そして、自分のお気に入りを見つけるという部分も満足させます。

  今期のアナログ期の最初の多色展開をした商品は、ユニクロのフリースだと
  思います。正確には、プレ現象としてですが・・・

  前期のアナログ期の多色代表はゼリービーンズだと思います。
  マーブルチョコレートも代表にあげてよいかと思います。

  そうめんの中になぜか赤と青のそうめんが入っていた時期がありました。
  これも前期のアナログ期の現象です。

  デジタル期にいつのまにかなくなっていましたが・・・

  現在は、ハード期を目前にし、短軸策系リンクの活性も始まっているので、
  黒も流行していますが、さし色が入っていたほうがおしゃれに見えることから
  ベースはアナログ期であるということがわかります。

  ゼリービーンズの流行は、まだ見ることができませんが、このゼリービーンズ。
  このアナログ期の間に復活し、再ブームがあるのではないかと予報しておきます。

  時期的には、来年の夏以降にくるのではないかと思うのですが、世界の経済
  政治のバランスによって、多少時期がずれる可能性もあります。

  また、アナログ期を通して、ボルドーは基本色となるので、覚えておいて
  損はないと思います^^

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 「第53号 〜キーワード解説 その弐〜」

  ブログでお伝えしたキーワードは、「高さ」「多色」「曲線」です。

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  これは、アナログ期を通しての代表的なキーワードです。

  このキーワード、一号ごとに紐解いて参ります。

  今号では、「高さ」に言及してみたいと思います。

  最も、基本になるキーワードは複雑かシンプルかです。

  複雑がアナログ期のもので、シンプルがデジタル期のキーワードです。

  そして、キーワードは多くの場合、対語になります。

  今回は、高さですが、この対語は低さも出てくるのですが、水平展開です。

  上への展開と横への展開が対語になります。

  アナログ期は、定住地にて文化が積み上がる時代なんです。

  そしてデジタル期には、生存域の拡大の時代といえます。

  また、脳の中では、高さの把握は横への広がりの確認よりも、複雑度が上がります。

  目が横長に切れていますね。

  自然の世界では、空を飛ぶものを狙うよりも、
  地上にいる動物を狩の対象にした方が効率が上がります。

  そのために、目は横長に切れています。
  眼球を動かすのも横に動かすのと上を見るのと、どちらが大変か実感してみると
  よいでしょう。

  縦の動きの方が大変です。
  つまり、それだけ複雑な電気信号のやりとりがされているということです。

  これが、アナログ期に高さが心地よくなる理由です。

  実際には、自動車では、車高の高いSUVなどの人気や、ボンネットが高く
  厚みのある鼻先を持つデザインが増えました。

  また、ブーツの流行もミニスカートの流行も高さが気持ちよいからです。
  (このキーワードだけではありませんけどね)

  また、富士登山者数が増加しているのも、高いところに登った自分の
  存在が心地よいからです。

  また、物理的な高さだけでなく、精神的な部分でも高さを求めます。

  それゆえ、なんとかの品格や、なになに王子などが流行したというわけです。
  気品もそうですね。

  それが、転じて、歴史のあるものや本物が脚光をあびる時代になったとも
  いえます。

  内部告発が多いのも、自分自身の人としての気品が不正許すまじと
  いうことなのです。

  キーワードは、基本なので、それを実際に活かすときには変換が必要です。

  例えば、告知ポップを飾るにもちょっと目線を上にもっていくような
  仕掛けをするとその告知度が高まります。

  しかし、キーワードを知るだけでも、なにかヒントにはなるでしょう。
 
  
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 「第52号 〜キーワード解説 その一〜」

  ブログでお伝えしたキーワードは、「大きい」と「百花繚乱」です。

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  よくみると二個目のブログは燻製アナリストになってます(爆

  では、

  大きいを解説します。

  アナログ期は定住地にて文化が育まれる時代といえます。

  なので安心して大きなものへと育てていくという願望が根底に流れて
  います。

  例えば、ベルトのバックルや、アクセサリーの大型化は、もう既に皆様
  ご承知のことと思われます。

  今年の春物のコートの飾りボタンも大きいですね。

  まもなくアナログピークを迎えます。

  なので、様々なものの大型化が散見できるようになります。

  バイカラーも太くなっています。
  
  デジタル期のドットは小さなものですが、いまやこのドット、
  水玉というよりシャボン玉のようなものまであります。

  この夏からこれ以降にかけて目立つようになるのは数字のアクセや
  ワンポイントの大型化です。

  これ必ず来ます。

  そして、もう一個のキーワード百花繚乱です。

  なんでもありじゃ困るって声も聞こえそうですね^^;

  でも、この夏は、長軸策活性と短軸策活性が同時におこっているんです。

  なので、デジタル期に見られるものも、アナログ期に見られるものも
  両方見ることができるのです。

  では、どうしたら、顧客の心をつかむことができるのか?

  これは、顧客属性がアナログよりなのか、デジタルよりなのか、
  バランスが良いのかで絞っていけばよいでしょう。

  アナログ度の高い顧客にはアナログベースでアナログを更に強調された
  ものも、デジタルよりにアレンジしたものも高感度があがります。

  表現としてはかわいいとなります^^

  デジタルよりの顧客にはデジタル期に見られるようなものが
  心地よく響きます。

  バランスの良い顧客には、全てが響きます。

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 「第51号 〜この夏の流行予報〜」

  先ずはお天気予報のように天気図配置ならぬデジアナバランスをお伝え
  します。

  この夏は、感性トレンドとおりにアナログ度はいよいよ頂点に向かい、
  かなり高いエネルギーを持っています。

  そこにこの夏には収束しそうなデジタル度が収束することなく
  高いエネルギーを持っています。

  これは、小波がおこっているからですが、この春先の街角トレンドウォッチ
  では、この小波は勢いの劣るところをみせていません。

  なので、アナログ度もデジタル度も高い状態が続くといえるでしょう。

  具体的には、どのようになるかは、後半に綴ります。

  一旦、お知らせです(笑

  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

  これまでのFC2ブログとは、ちょっとやわらかいトーンで新たにブログを
  はじめます。

  メジャーなアメブロさんです。

  流行予報士 ぼにーと の マーボー豆腐は中華です

  http://ameblo.jp/knseianalyst/

  流行予報士は造語です。

  私が初めて名乗った肩書きですので、聞いたことのない人がほとんどだと思います。
  (あたりまえですね 爆)

  ぼにーとは、WEB上でのニックネームなので、そのまま引用しました^^

  こちらのブログも楽しんでいただければと思います^^

  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

  では、本編に戻ります。

  簡単にいうと、男性性の幼い特徴と女性性の特徴が、それぞれの特徴を持った
  人に響くという季節になります。

  例えばファッションの色では、アナログ度の高い若い女性にはピンクといった、
  アナログ度も受け入れられれば、モノトーンでまとめるファッションの
  両方が受け入れられるということです。

  そこに、ブログにて発信させていただいた、彩度・明度の高い 
  黄色・赤の原色
  その色が混ざったオレンジ色も流行すると思われます。

  車のデザインでいえば、丸いアナログ度の高いデザインも受けがよく、
  エッジが効き、シャープな直線を持ったデザインの車の好感度もあがります。

  映画では男性の主人公の映画がこれまでのものよりも好感度があがるでしょう。
  また女性が好きな映画は衰えをみせないでしょう。

  つまり、この夏は、男性っぽいものも女性っぽいものも両方の好感度があがる
  といえるでしょう。

  基本は女性性っぽく、その中に男性性をかんじさせるものが無難
  といえるでしょう。

  商品の配置やお店の導線なども、それに準じてアレンジしていけば
  よいでしょう。

    参考になるのは、’92年、’85年、’71年、’58年の、
  それぞれの年前後に流行した現象やデザインを参考にすると良いでしょう。

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 「第50号 〜なぜ、コカコーラが強いのか?〜」

  もう二年ほど前の実験結果によると、コカコーラを飲んでいるとき、
  脳の側頭野が反応していることがわかっています。

  つまり、簡単にいうと脳が快と反応し、軽く脳内麻薬が分泌されている状態
  なんです。

  なので、脳がその快感を求めて、コカコーラを無意識に選ぶという結論に
  なるのですが、問題は、なぜ、コカコーラがそこまで快と判断されるか?

  ですよね?

  コーラの要素を挙げてみると、

  炭酸・キャラメル・ボトルデザイン・カラーリング・CM・ネーミング

  これらのものがあると思います。

  ネーミングに関しては、深く言及しませんが、簡単に・・・

  コカコーラは切れを感じさせ、ペプシは炭酸のはじける感じがあり、
  どちらも良いネーミングだといえます。

  先行優位性だけでは、何世代も超えてのリーダーの位置は守れません。

  炭酸は、切れがあるので、どちらかといえばデジタル期のもの。

  キャラメルは、甘さがあるので、アナログ期のもの。

  ボトルデザインは、曲線なので、アナログ期のもの。

  CMは、そのときによって変わるので、今回は言及しません。

  では、差がどこにあるのか探ってみます。

  甘さは、ペプシの方が強い。
  炭酸のビリビリ感はコカコーラの方が強い。
  ペプシコーラは、ペプシと略されるがコカコーラはそのまま。
  
  この三つの要素からは、ペプシの方が、アナログ期に強くコカコーラの方が
  デジタル期に強いという見方もできます。

  デジタル期は、大きな会社の方がより強みがいかせるので、コカコーラの
  方が有利といえますね。
  
  更に視覚上、効果的に効いて来るのが、ラベルのカラーです。

  赤はアナログ期に強く、青はデジタル期には若干強くなるのですが、
  赤ほどの力がありません。

  なので、アナログ期デジタル期の56年を通期で見たとき、
  アナログ期にもデジタル期にもコカコーラの強さがペプシコーラを
  一歩リードしていることになるのです。

  デジタル期には、炭酸の強さとネーミング。
  アナログ期には、カラーリングが弱さを補完する。

  これが共通要素を除いた比較要素であり、コカコーラの強みと言えるでしょう。 

  これが、コカコーラVSペプシコーラを感性トレンドの視点からみた
  結果です。

  感性を刺激されての購買行動は、安いから購入という、思考の購買と質が
  違います。

  思考の前段階において、もう欲しい!
  と思い購買にいたるのが感性の領域での購買行動なのです。



  つまり、いつの時代にも通用する商品創りも感性トレンドを知れば可能と
  いえます。

  また、色と感性トレンドとの相関は、あるのは確実なのですが、
  まだ詳しい解析ができておりません。

  こちらは、引き続き精査していきたいと思っています。

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 「第49号 〜タウンウォッチングの薦め〜」


  タウンウォッチングは、流行を仕掛ける人だけでなく、トレンドを
  つかみたい人には、お勧めですね^^

  感性トレンドがどのように表れているのか?
  どんな小波がおこっているのか、よくわかります。

  基本といえば基本なんですが、最近、忙しくあまりタウンウォッチングを
  していませんでした。

  街を歩く人のファッション、ショーウィンドウを飾るファッション。
  街の景観。
  街の言葉。

  全てがヒントと実例です。

  なのでお勧めなんです^^

  そんな中、やはりブラディングを考える人は、どうしたら、ブランディング
  できるのだろうって、一つのテーマだと思います。

  歴史がないとブランドになっていきませんが、その前にブレイクする
    必要があります。
  そして、ブレイクしたら、失速して墜落しないように、上昇気流に乗らなければ
  なりません。

  じゃあ、どうやって?

  実は、ヴィトンショップを久々に訪ねてみました。

  ヴィトンは買取店でも高値維持の安定株代表です。

  なぜヴィトンは強いのか?

  ヴィトンの歴史などの薀蓄は、有名でしょうから、ここでは、語りませんが、
  その後、どうやって、そのブランドを維持するのか?

  しっかりとトレンドにのっていることがよくわかります。

  アナログ期に転換するちょっと前には、モノグラムにカラーモノグラム
    出ていました。
  現在ではスティーブン・スプラウス
  
http://www.louisvuitton.com/web/flash/index.jsp;jsessionid=DI35IXQNJUEUWCRBXUCFAFIKEG4RAUPUbuy=1&langue=ja_JP&direct1=home_entry_jp

  アナログ度MAXなことがよくわかります。

  そして、以前よりもメンズや小物の充実も格段に進歩しています。
 
  しかもトレンドをきっちりと押さえながらです。
  もちろんマーケティング的にもお見事としか言い様がありません。

  また、街角ウォッチングでは、小波がおこっておるのがよくわかります。

  そして、東京・名古屋・大阪と、アナログ度の差があるのがよくわかります。

  ■顧客のデジアナ度を押さえること。
  ■そのデジアナ度に合わせた商品展開。
  ■感性トレンドとの相関。

  この三つのポイントを押さえれば、確実に売れるものが創り出せます。
  しかも思考で購買するのでなく、思考の購買=堅実・倹約(現在なら)で、
    浮かせたお金が一瞬で、吹き飛んでしまうような買わずにいられない
    商品の創出が可能ともいえるのです。

  街角ウォッチングは、感性トレンドとの相関や、顧客のデジアナ度が
    よくわかります。

  もちろん、基本理論を知り、実証検証・予測検証の場数を踏まなければ、
    皆がすぐにできるというわけではありませんが・・・

  それでも机上でう〜むと言っているより、実際に目で見て感じたほうが早くに
  吸収できるようになります。

  なので、タウンウォッチングをお勧めいたします^^

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 「第48号 〜名古屋オートトレンド〜」


  2009年、名古屋オートトレンド行ってまいりましたよ!
  もうこの世界は完全にアナログハード期へと移行しています。
  
  アナログ・ハード期とは、一言でいえば、母性の元に男の子が好き放題
  できる時代といえるんです。

  なので、百花繚乱の文化が咲き乱れ、既成概念にとらわれることなく、
  新たな技術が確立されたり、新たな工業製品が生まれる時代といえるのです。

  さて、そんな中で目立ったのが、

  三輪車

  といっても、バイクベースの三輪車です。
  前期のアナログハード期にも商用にみられましたが、今回は、同じものの
  焼き直しでなく、大幅なパワーの向上が見られます。

  世界最速といわれる二輪車 隼 これの三輪車が展示されていました。

  既成概念にとらわれず、やんちゃな男の子が発想しそうなことが、実現してるのが
  理解できるかと思います。

  画像や詳しい解説は
    ↓
  http://analystkansei.blog73.fc2.com/blog-entry-186.html

  そして、アナログピークを感じさせる車もあります。

  それは、イタ車と呼ばれる車です。

  イタリアの車ではありません!

  イタイ車なんです。

  アニメの萌えキャラが、車に描かれています。

  実際は、カッティングシートなので、ペイントではないのですが、アナログ度が高い
  ミニベースにアナログ度MAXのアニメキャラ。

  これらのニーズが存在し、市民権を獲得していることの表れです。

  これらの画像やその他の解説は
      ↓
  http://analystkansei.blog73.fc2.com/blog-entry-186.html

  ご参考にどうぞ!

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 「第47号 〜自動車のダウンサイズ〜」

  2009年3月05日の日経産業新聞一面に、車ダウンサイジングという
  大きな見出しで、自動車のダウンサイズの潮流の記事が掲載されていました。

  サイズが小さくなり、低価格・低燃費にシフトした車が相次いで
  発表されています。

  アナログ期には、大きなものへの憧れが根底に流れているのだが、
  その流れとは違う事象が起こっています。

  これを解説したいと思います。

  これには、三つの要因があります。

  ■自動車という工業製品の成熟

  ■成熟製品には、思考で購買の意思決定をするものとそうでないものが
   ある。

  ■世界不況が与えるトレンドへの影響

  続きは後ほど^^

  一旦CMです!

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  前号にて、新たにご紹介させていただいた、友人のイナモさまのメルマガ
  なんと私のメルマガを参考に作ってくれたそうです。
  大変嬉しいことだと思います。

  彼の流行に関するアンテナは、非常に高く、私も参考になるものがあります。
  是非、あわせて購読されることをお勧めいたします。

  登録はこちらです。

  http://www.mag2.com/m/0000283656.html

  そして、彼のHPには、最新の情報がUPされていますので、
  トレンドウォチャーの方には、参考になると思われますのでご紹介させて
  いただきます。

  こちらです。

  http://monogatarika.seesaa.net/

  -------------------------------------------------------------------

    さて、本編の続きです。

  ■自動車という工業製品の成熟

   自動車の歴史を紐解くと、感性トレンドそのものの推移が見て取れると
   言っても過言ではありません。
   ハード期に性能の低い最初の車が登場し、ソフト期に使い勝手が向上し、
   次のハード期に性能が一気に向上し、次のソフト期に安全性が格段に
   進化しました。
   約、100年で工業製品としての自動車は完成し、次代の車の模索の
   段階が現在というところです。
   概念や内燃機関の歴史まで言及するとまださかのぼるのですが、
   いずれもハード期にそれが起きていることは、必然ですね。

  ■成熟製品には、思考で購買の意思決定をするものとそうでないものが
   ある

   つまり、成熟した工業製品は、思考で購買するものと、好き嫌いで
   購買するものにカテゴライズが始まります。

   この現象が自動車という工業製品に始まったということです。

   他の工業製品で例えて見るなら時計を思い出すと理解できると思います。

   趣味嗜好性の高い製品から、安価で日常ユースに耐えられればよしと
   言うものまで幅が広いです。

   食品でもそうですよね。
   チョコレート・アイスなどにも顕著にこの傾向は見ることができます。

   好き嫌いで購買するものは、高価格帯のものが多いことに
   お気づきでしょうか?

   これが官能性商品と呼ばれるものになります。
   このカテゴリーも番外編として、機会のあるときに、
   ご紹介させていただきます。

  ■世界不況が与えるトレンドへの影響

   これは、ビジネスの世界ですから合理的な部分は、アナログ期であっても
   当然起こることです。

   アナログ期は、定住地にて安心して文化が積み上がる時代なのですが、
   今回の経済問題は、かなり深刻です。

   もともとビジネス時には短軸策リンクが活性化しやすく、デジタルの
   要素が強くなります。

   アナログ期の定住地にて、安心して文化を積み上げる時代なのですが、
   その居住地域を襲われたら、戦闘モードにならなければ村を守ることが
   できません。

   ですから、短軸策活性傾向が、普段のアナログ期よりも強くなっている
   といえます。

   まとめ

   以上三つの要素から、アナログ期には物が大きくなるという原則から
   はずれているような車のダウンサイズがおこっているというわけです。

   しかしながら、アナログ期そしてハード期のトレンドの部分はあがなえない
   部分でもあります。

   それらが、600馬力を超える車の相次ぐ発表発売。
   中には1000馬力を超える車もあります。

   もちろん高価格帯に属する車です。

   時計という商品との相関性が見て取れるのではないかと思います。

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 「第46号 〜感性トレンドの本質・番外編〜」

  さて前号では陰陽との関係をお知らせさせていただきました。

  とあるセミナーにて、実はこれも相関があるな〜と感じ、
  さらに、神道の中にも相関があることがわかりました。

  今号では、この件に関しては、詳しくは記すことができませんが、時がきたら、
  わかりやすくお伝えしたいと思います。

  私の感性トレンドは日々進化していくのです。

  番外編がこれで終わっては申し訳ないので、メルマガをお読みいただいている
  方だけにこっそりと秘密の話をお伝えしたいと思います。

  先日、熱田神宮に参拝してきました。

  なんと、神様と対話ができ、むらくもの剣の御霊が八個に分かれたものが
  八剣になっており、(正確にはちと違うのですが、わかりやすい表現に
  してあります。)そのうちの一本を授けていただいてしまったのです。

  あ〜〜〜〜

  とうとう、イタイ人になってしまった。

  そう感じた方は、どうぞ登録解除を^^

  自分でもイタイ人かなと思いますが、事実は事実として受け止めねばなりません。

  その夜のお酒の席で、なんと、飲んでもいないお酒が減るのです。

  普通ではありえないことです。

  神様が一緒に祝ってくれていたのです。


  ビジネスに応用が効く感性トレンドは、既存の感性トレンドのみでも充分だと
  思います。

  しかしながら、さらに二本のラインがありそうなのです。

  あとは、事例検証を進めていかなければなりません。

  この作業が一番時間がかかります。

  また時が来たときに、発表させていただきたいと思います。

  そのときをどうぞ楽しみにお待ちください^^

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 「第45号 〜感性トレンドの本質〜」

  時が満ちたというか、ビジネスに特化して、これまで、ヒット商品の
  解読を連載してきたましたが、歯がゆいので、今号では、感性トレンドの
  本質に迫りたいと思います。

  感性トレンドは、ヒトが文明を進化させるために、プログラムされているもの
  の現れです。

  現在、発達したグローバル経済の中で、経済抜きでの生活はありえません。

  研究を重ねていくうちに、感性トレンドの本質が見えてきました。

  これは、私のライフワークの一つであるという確信を持ちました。

  感性トレンドの

  デジタル期・アナログ期。
  ハード期・ソフト期。

  キーワードは、必ず対語になります。

  男性的要素と女性的要素が対語になることが多いのですが、それを脳科学の
  知見から解読してきました。
  これは、ある昔から伝わっているある言葉と同質であることに気がつきました。

  それは、陰陽です。

  これも全てが対になり、バランスをとることが必要ということなのですが、
  感性トレンドも、デジアナバランスを読むことで先読みが可能になるのです。

  全く一緒なんですね。

  ここまでの話を読んで、そこにきたか!それじゃ〜うさんくさいな〜
  と思った方は、メルマガ解除していただいて結構です。

  現在、歴史物がブームになったり、スピリチャルなものがブームに
  なっていますが、どれも本質的なものばかりです。

  この感性トレンドも本質を表していますが、古代においては、既に陰陽の概念で
  体系化されていたのですね。

  それを脳科学の立場からアプローチして行き着いた先が、陰陽でした。

  ということは、古の知恵と科学の進歩が一致し始めているということです。

  つまり、感性トレンドも本質の一つなのです。

  だから、ビジネスにも当然、応用が効きます。


  どうぞ、メルマガ読者解除してください^^


  今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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 「第44号 〜HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition〜」

  先ずは、こちらをご覧頂きたい。

  http://h50146.www5.hp.com/products/portables/personal/mini1000_vt/

  アナログピーク期・ソフト期からハード期への移行時期。

  これが、よく理解できる。

  まず、SAY HELLO の文字が目に飛び込んでくる。

  PCの標準フォントには入ってない書体。

  若い方はかわいいと感じるだろう。

  40代以上の方は、子供の頃、この書体をよく見たはずである。

  感性トレンドが一週しているのがよくわかる。

  そして、製品に関して。

  デザイン。

  ボルドーは、アナログ期、キーになる色なので、注意しておいて損はないと思う。

  資生堂TUBAKIも、この色だ。

  また、黒のサシ色にもよく合う。

  そして芍薬をあしらったデザイン。

  非常に複雑なデザインである。

  そして和のテイストを感じさせる。

  和のデザインは、アナログ期に好感度が上がる。

  スペックはというと、ハイエンドではない。OSもXPである。

  ソフトの時代が終わり、ハード期への移行がよくわかる。

  デザイン的には、ハード期立ち上がりは意味の無いものが受ける。

  XPとビスタを比較した場合、XPを支持する人は今でも多い。

  XPがソフト期の集大成といって良いだろう。

  ビスタになるとユーザビリティーが悪いと感じる人が多いのではないか?

  この商品、大人の女性の心をがっちりつかむだろう。

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 「第43号 〜たまごかけごはんブーム〜」

  2007年9月に、読売連合広告社が発売した
  「365日たまごかけごはんの本」をきっかけとして、現在、T・K・G
  と略され、全国に専門店が相次ぐ開店をするというブームが起きている。

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000001-jct-soci

  アナログ期は、基本複雑なのでは?
  との声が聞こえてきそうなので、解説しよう。

  これは、去年から当てはまる【本質】がキーワードにあたる。

  つまり、食の本質なのである。

  本質とは、無駄な部分をすべてそぎ落とし、最後に残った要素で、応用が
  効くものであろう。

  御米と卵のシンプルな組み合わせ。

  シンプルな組み合わせだからこそ、本質がでやすい。味をごまかせないと
  いうことになる。

  美味しい食材を使い、それぞれの良さを引き出すことは、料理の本質と
  いえないだろうか?

  シンプルなゆえに奥が深いとも言える。

  記事上では、たまごの名産地のお店が紹介されているが、美味しい卵と
  美味しい御米のハーモーニー。

  現在の本質を求める市場のトレンドにぴったりとマッチしている。

  この本質が明らかになっていく現象は、当然、食だけでなく様々な
  ところで散見できる。

  様々な本質が明らかになったところで、応用の時代がやってくる。

  これが本格的なハード期への移行段階になる。

  現在は、ハード期転換に向けての様々な現象が散見できる。

  が、全ては、本格的移行のプレ段階といえる。

  その中の小さな芽がやがて大きな花を咲かせるだろう。

  目前の利益は、大切だが中長期計画も大切だ。

  なにが本物でなにが飾りなのかを、今、しっかりと感じて欲しいと
  心より思う。

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 「第42号 〜ねこきゅうマウスパッド〜」

  さて今号では、まだヒットするかどうかわからない商品を紹介してみます。
  しかしながら、トレンドをきっちりと押さえている部分とあと少しって
  部分があるんですね。

  その名も

  【ねこきゅうマウスパッド】

  httpkojimatrade.coma4pagenekok.html

  この商品が現在のアナログ期のトレンドに乗っている部分は

  ■動物的

  ■癒し

  ■曲線

  ■デコラティブ (凹凸がある)

  ■意外性

  これがキーワードになります。

  例えば動物的というのは、車の造形にも現れています。

  http://www2.nissan.co.jp/CUBE/Z12/0811/index.html?page=w10
 
  日産の新型キューブです。ブルドッグみたいですよね^^

  押した時に猫の肉球を触った感触は、癒し効果があるでしょう。

  見た目が曲線で構成されています。
  この曲線も車やファッションなどアナログ期にはいたるところに見ることが
  可能です。

  デコラティブというのも、目が平坦なものを認識するよりも立体的な物の方が
  認識時の複雑度があがります。

  意外性をついてくる商品は意外とヒットしてますよね。
  食品などでも、今までに無い組み合わせのヒット商品は今期のアナログ期
  たくさんあります。

  疲れない、癒される、かわいい、などが顕在域での感想になると思われますが、
  実際には、その根底に、上記のキーワードの部分が脳の潜在域を刺激し、
  顕在域では、かわいいとなるわけです。

  これが、デジタル期に発売されても無用に大きく、そんな遊びのようなおもちゃを
  仕事用のパソコンに使えるか?って受け止められてしまいます。

  論理的・合理的・効率的でないからです。

  私としては、もう一ひねり欲しい所ですね。

  簡単な所では、多色展開を取り入れる。

  それから、本当の猫のようなアニマル柄の採用。

  これで、かなりアナログ度が高くなります。

  更に、値段設定を高めて、顧客の実際に飼っている猫の画像を元に、その毛並みを
  再現したら、自分だけの特別感を満足させる事が可能です。

  ここまでやれば、愛猫家の方からの支持があがり、口コミで販路が拡大するのでは
  と考察します。

  愛猫家の皆様いかかでしょう?
  もっとも、愛猫さんが、キーボードにおいたをするので、マウスパッドまでは・・・
  と感じてしまう方もいっらしゃるかもですが・・・

  どうせ同じ仕事をするなら、楽しく仕事をした方がアイディアも湧いてきます。
  特にPC作業中は短軸索優位になりがちですので、こんな遊び心ある商品で
  楽しく仕事でき、且つアイディアが沸いてくるなら、良い商品ですよね^^

  気になる方はこちらをどうぞ^^

  ねこきゅうマウスパッド 65068
  価格:¥ 1,980(定価:¥ 1,980)
  http://www.amazon.co.jp/dp/B000M3NET4/ref=nosim/?tag=kokdz4-22,

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 「第41号 〜ペットの写真を印刷したチロルチョコ〜」

  ビジネスの世界で、お正月商戦の次にくるのがバレンタイン商戦。
  そして、このバレンタイン商戦の動向は、一年の経済を占うものになると
  言われている。
  今年も経済の動向は、目を離せないだろうから、必ずしも一年を占うとは 
  言いがたいかも知れない。

  そんな中で、義理チョコなのに、もらった人が、どうせ義理チョコでしょ?
  なんて、ぶ〜たれることなく、幸せになることができるチョコレートがある。

  なんとチロルチョコ!
  
  え〜〜〜あのチロルチョコ?
  そんな風に感じたあなた、このサイトに飛んでみてください。

  http://www.decocho.com/

  HP本文より引用
  ------------------------------------------------------------------------
   
    デジカメや携帯のカメラ機能等で撮った画像を一口チョコに
    オリジナルプリントができるサービスです。
    プリクラ感覚で簡単に画像をデコレーションして注文するまでをパソコン上から
    ワンストップで行うことができます。 

    自分だけのオリジナル・プリントで出来上がった《DECOチョコ》を
    全部あなたが食べちゃうもよし、お友達や親戚、ご近所様へのちょっとした
    プレゼントに利用方法は「あなた次第!!」 

    -------------------------------------------------------------------------
    ここまで

  どうです?

  あげたくなりませんか?

  これなら、もらった時、どうですか?

  チョイスする画像があまりにも奇抜すぎては逆効果ですけどね^^;
  選ぶ画像があなたの笑顔だったりするといいんじゃないかと思います。
  画像を似顔絵に変換するのもありですよね?

  さて、この商品のアナログ期のキーワードは簡単ですね。

  はい、そうです!

  ■自分だけの特別

  これです。

  デジタル期には、皆と同じものが心地よく響く時代なので、メガヒット商品が
  産まれましたが、現在はアナログ期、手間隙かけた自分だけの特別感が
  脳の潜在域で快と判断されるんです。

  なので、デジタル期のようなメガヒット商品は産まれにくい時代とも言えます。

  この自分だけの特別がキーワードになる商品は、例えば車なら

  http://car.jp.msn.com/new/news.aspx/root=au002/article=11996/
  ランボルギーニです!

  
  フェラーリでは、名古屋在住の方が約5億の世界に一台のフェラーリを所有
  する方もいっらしゃいます。

  デコ電も、自分だけの特別を刺激する要素もありますね。

  こんな時代は、資本があるから優位というわけでなく、アイディアのみでも
  充分に勝負できる時代ともいえます。

  対象顧客を充分に絞って商品をつくりこめば、個人でも充分に利益を
  あげることが可能です。

  オークションで高値がつくものは、

  ・プレミアム商品
  ・品薄商品
  ・手作り商品(ガンプラなど、精度の高い作品)

  世界で一個の自分だけの特別を満たすのは手作り商品です。

  さて、題材のチロルチョコ。

  バレンタインに間に合うか?

  今ならぎりぎり間に合うかもしれない。
  間に合わないかもしれない(笑

  間に合わなくてもノベルティーに使うにはいいのでは^^

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 「第40号 〜ファミレス時代の落日〜」

  すかいらーくは、1970年に、東京・府中に一号店を構え、ピークには
  700店舗を超えた。現在では、150店に縮小。
  2009年末までに閉鎖あるいは、別の業態へと変更する。

  この事実を、日経産業新聞では、モータリゼーションの到来を見越し、
  洋風スタイルにしたレストランは車でやってくる家族を主要顧客と設定し
  高度経済成長の波に乗ったと分析している。

  衰退の原因を、この家族が、2009年には、4人家族は少数派となり、
  全国平均2.5人を下回る事が要因としている。

  一人でお店に入っても、いまだに何名様ですか?と聞いてくるのは、
  その現実を直視できない表れだろうと結んでいる。

  さて、この現象を、感性トレンドを用いて紐解いてみよう。

  先のデジタル期は、1971年〜1999年までである。
 (1999年にアナログ期に転換している)

  ファミレスがあちこち、どこでもみることができたのは、1985年
  前後のことである。

  これは、デジタルピークの年だ。

  東名高速道路の東京インターを降りた環状8号線沿いには三件の白い
  お洒落なファミレスが、その象徴だった。

  同じ形態ながら、制服で差別化を図っていたのが、アンナミラーズだろう。
  (これは、別の要素で、結果生き残る)

  すかいらーく・デニーズ・ロイヤルホスト全盛から、和風ファミレス
  イタリアンファミレスへと、流れ、低価格で訴求しなければ、集客が
  難しくなり、現在に至る。

  感性トレンドのデジタル期のキーワードは

  ・同質・同品質
  ・効率
  ・白・黒
  ・皆と同じが心地よい

  がある。

  これらのキーワードをファミレスは、持っていたことに気付くだろう。
  デジタルピーク時に白いファミレス。

  誰が、どの店に行っても、同じ金額で、同じサービスで、同じものを
  食べる事ができる。

  その為には、マニュアルが必須となる。

  これが、1985年以降ソフト期に入ることにより、
  内容の充実が求められる。
  
  その結果、和風レストラン〜イタリアンへの食のカテゴライズがおこった。

  現在、アナログ期に入り、これらのスタイルでは、
  顧客が満足できないことが顕在化し、客足が離れた。

  自分だけの特別が嬉しい時に、

  ■マニュアルスマイル
  ■マニュアル接客
  ■マニュアル料理

  画一のサービスでは、顧客は満足しない。

  その反対の形態である、隠れ家的な○○○がキーワードになり、そのような
  お店が繁盛しているのが、現在のアナログ期の様相である。

  デートの時、デジタル期では、ファミレスでも通用したが、
  現在、ファミレスに連れて行かれて嬉しいという女性は少数だと思う。
  最も、好きな相手ならどこでも嬉しいという人もいっらしゃるのだが・・・

  
  ちなみに高度成長は、1985年はプラザ合意があった。
  その背景には、日本の産業が強くなり過ぎたという背景があった。
  高度経済成長が、牽引したというのは、全くの間違いではないが、
  1985年をピークとしてみるならば、違う事になる。

  結局、客足が遠のき、低価格路線へとシフトせざるおえなくなったが、
  その低価格でも、今では通用しなくなったと見るのが正解だろう。

  おそらく、客足が遠のいた時は、事実を認めたくなかったのでは
  ないだろうか?

  そして、マーケティング手法から、低価格路線へとシフトしていったのでは
  ないかと想像される。

  もし・たら・れば、はビジネスでは禁句だが、
  この感性トレンドを知っていて、
  そのお店のオリジナル商品や店の形が店舗ごとに違っていたり、
  サービス形態もお店独自のものが許される事になっていたら、
  それは、コストもかかり、ファミレスとはいえないかもしれないが、
  残っている結果になったのではないだろうか。

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 「第39号 〜2008年 感性トレンド大賞〜」

  大賞を発表します。

  アーガイル柄流行です。

  このアーガイル流行はブログにも掲載しましたが、ブログ+アルファで、
  大賞理由を説明して参ります。

  早い人は昨年辺りから身に付け始めている。

  アーガイルはスコットランドのアーガイル地方が、発祥地とされている。

  元々は、タータンチャックの変形である。

  このタータンチェックも、今年、流行しているが、これは、
  元々は家紋のようなものである。
  日本で言えば、まさに家紋。

  家柄を表すものである。

  伝統・格式のキーワードがあてはまる。

  日本でも、戦国武士に萌える女子が増えたり、家紋ブームがあったり、
  篤姫の驚異的な視聴率、レッドクリフのヒット、三国志ブーム、
  歴史ある神社などへの旅行者の増加という現象が見られた。

  これは、歴史のあるものや伝統、ひいては本質のキーワードが該当する。

  そして、見た目的には、多色も当てはまる。

  これらの要素を全てもっていて、かつハード期を担う短軸索活性を表す流行が
  アーガイルなのである。

  タータンチェックよりも、ひし形になることに、よって、高さが強調されると
  ともに、エッジが効いているのが、アーガイル柄なのである。

  そして、アーガイルの言葉のデジアナ度も、アナログ度が相当高い。

  これだけ、見事にアナログ期ひいてはハード期の予兆を含んだものは、
  このアーガイル柄だろう。

  上記の理由からアーガイル柄を2008年度の感性トレンド大賞とします。

  受賞者の方は、最初にアーガイル柄を身に付けた方に送られます。

  でも200年ほどの歴史があるそうなので、実際には、気持ちだけの授与
  ということになります。

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 「第38号 〜2009年を読む〜」

  2009年を読む前に、2008年の年頭、ブログに2008年を
  先読みした記事があるので、目を通していただけると幸いです。

  http://analystkansei.blog73.fc2.com/blog-entry-59.html
  ---------------------------------------------------------------------
  高さの気持ちよさは、まだ続きます。そして、ハード期の特徴も顔を出します。

  本質や本格、伝統など、これらに類似したものがキーワードに
  なってくると思われます。

  ・長い歴史を有するもの。

  ・起源が神事にまで遡るもの。

  ・格式の高いもの。

  ・老舗。

  ・〇〇の本質。

  ・原点回帰。
  ----------------------------------------------------------------------
  一部抜粋すると、このような事を書いてます。
  いかがでしょう?

  今年は、それが、更に深堀されていきます。
  偽者と本物の差がより顕著になり、かくあるべしという意識が根底に流れます。

  2008年と違うのは、顧客層のデジアナ度に合わせたサービス・商品展開
  などが必要になってきます。

  この辺りのくだりは、ブログに記してありますので、まだお読みで無い方は
  そちらをご覧ください。

  http://analystkansei.blog73.fc2.com/

  皆様の大きな関心ごとである景気。
  これは、経済アナリストの方も、多くの経営者の方もご指摘の通りの
  厳しい現実が待っています。

  感性トレンド、経済トレンドの相関では、2008年〜2016年までの間は
  谷にあたります。谷といっても、どん底ではありません。
  
  山の頂が欠けたように、山の上のほうがかけている状態となっています。

  また、もっと大きな感性トレンドの波でも大きな変革の時期になっています。
  
  大戦後の世界の枠組みが変わる可能性も多いにあります。
  これは、2009年一年では終わりませんが、
  早ければ、その動きが顕在化してくるでしょう。

  実は、その先見現象が、海賊問題であったり、イスラエル・パキスタンなどの
  問題となって、既に現れ始めてきています。

  この辺りの、経済トレンドと感性トレンドとの相関と大きな感性トレンドに
  関しては、まだ未発表のものです。

  詳しく知りたいと思う方には、ご連絡をいただければと思います。
  こちらは、申し訳ありませんが、有料となります。

  話を元に戻します。

  2009年のキーワードになってくるは、基本的には、まだまだアナログ期の
  物でよいです。
  ただ、顧客属性を間違えると、はずします。
  徐々にデジタル期のようなキーワードが顕在化してきます。
  
  2009年をビジネスで乗り越えるには、小手先のものでなく、本質を貫いて
  いる本物である事。
  そして、顧客属性に合わせたデジアナバランスを読みそこにあわせる事。

  この二点になるでしょう。

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 「第37号 〜感性トレンドの応用の仕方D〜」

  これまで、キーワードの見つけ方から、検証の仕方を連載して参りましたが、
  本日は、最も簡単でベースとなるキーワードを上げさせていただきます。

  それは、

  複雑:シンプル=アナログ期:デジタル期、です。

  この、複雑なのか、シンプルなのかということです。
  脳が認識をするにあたり、

  どちらの事象が、

  ■より複雑であるか?
  ■よりシンプルに認識できるか?

  ということです。

  アナログ期のキーワードに、何回も登場してきた【高さ】ですが、
  なぜ、高さが複雑なのか、説明します。

  人の目は横長に切れています。

  この地面で生活し、水平線上の獲物を見つけたり、敵を早くに察知するには、
  目が横方向に動いた方が効率的です。
  この効率的というのは、実はデジタル期のキーワードの一つでもあるのですが。

  ご自身で、視線を横に動かす時と上下に動かす時とどちらが筋肉に負担が
  かかっているか、体感できると思います。

  また、何かを思い出そうとする時に、視線を上げる人がいます。
  これは、敢えて、複雑な筋肉の動きをさせて、長軸索系のスイッチを
  いれているのではないかと思われます。

  話を元に戻します。

  目の動きで追いきれないときは、首を動かし、対象物を補足します。
  この時の首の筋肉の動きも顔を横に動かす時と縦に動かす時、
  どちらが、より多くのエネルギーを消費しているかは、体感できると
  思います。

  横方向は、割と簡単で、縦方向は、難易度が高いといえます。

  つまり、脳にとっては、動かす筋肉の量が増えるということになります。
 
  すなわち、たくさんの電気信号を流さなければ、高いということを
  認識できないのです。

  同様に、脳が認識するにあたり、直線と曲線とどちらが、どちらが
  複雑で、どちらが、シンプルなものであるか、ご理解いただけるかと
  思います。

  直線は、A点とB点を結ぶ最短の距離です。
  曲線は、A点とB点を結ぶ最短ではないものです。

  曲線を認識するにあたり、直線という概念では、捉えきれない為に
  他のニューロンが立ち上がり、初めて曲線が認識されるのです。

  こういったことが、脳の潜在域(本人の意識していない部分)で
  行われているのです。

  アナログ期には、複数のニューロンが活動をした方が心地よいわけです。

  ですから、複雑なものの方が好感度があがるということです。

  もう一つの頻繁に出てくる多色も同様です。

  モノトーンであれば、白と黒を認識するニューロンの発火でまかなえますが、
  多色のものを認識するには、色の三原色とその組み合わせを認識する
  必要があり、それらを認識する為のニューロンが発火しているのです。

  なので、アナログ期には、多色が好まれるのです。

  なにかのキーワードが見つかりそうなとき、この原則=複雑かシンプルか?
  を確認すると、キーワード抽出の助けになるでしょう。

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 「第36号 〜感性トレンドの応用の仕方C〜」

  では、これまでの方法で発見できたキーワードを検証し、間違いないなと
  いうところまできたら、更に確証を得る方法を紹介します。

  キーワードが抽出できたら、これは、簡単です。

  時系列に、その事象が、どのように変化をしているのか確認すると
  よいでしょう。

  例えば、アナログ期のキーワードの一つに【高さ】や、【多色】がありますね。

  この高さというキーワード、あらゆるところに散見できます。
  物理的な高さから、精神的な高さまで、本当に面白いほど、様々なところに
  見ることができます。

  この高さ、アナログ期の目で見ることができる高さは、ふんわりとした
  高さである事まで気がついていたら、もう、かなりの達人の域に達したと
  いえます。

  身近な例で、見てみましょう。

  髪型です。

  女性であれば、おだんごヘアーの変遷を思い出してみてください。
  1999年ごろ、若い女性のヘアースタイルに、小さなお団子をつくる
  ヘアースタイルが見れるようになりました。

  最初は、2〜3センチくらいのお団子だったものが、いまや、直径10センチ
  くらいの大きなものさえ、見ることも可能になっています。

  最初はお団子でしたが、今やソフトボールよりも大きな、既にお団子では
  ないボリュームがあります。

  お団子が複数になり、更に複雑さを増している髪形も存在します。

  また、お団子でなく、ふんわりと高さをだしているのは、もう当たり前ですね。
  アナログ度の高い方は、鬼盛りなどのように、スプレーで型が崩れないように
  セットしています。
  また、使用するヘアピンの数も半端なく多くなっています。

  男性でも、この傾向があることがわかります。

  ベッカムヘアーを思い出してみると、よくわかると思います。

  このように、時代の変わり目は、小さな変化であったものが、徐々に
  その存在が顕著になってくるものは、間違いないキーワードです。

  そして、その変遷は、アナログ期のものであれば、アナログピークにむけて
  どんどん顕著になっていきます。

  ですから、応用をするのであれば、ピークに向かいその度合いを大きくして
  いけばよいということに、なります。

  ピークを過ぎると、顧客属性に気をつける必要があります。

  アナログ度の高い層にむけての商材なのか、そうではないのかを見極める事が
  必要です。

  デジタル度の高い顧客層には、別のベクトルが心地よく響き始めてくるので、
  そのまま、流行しているからと上市すると、データのシミュレーションを
  裏切る結果となるでしょう。

  この辺りの、お話は、また、改めてさせて頂きます。

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 「第35号 〜感性トレンドの応用の仕方B〜」

簡単におさらいをしましょう。

  33号では、縦軸=時系列に対象商材を並べてみて、キーワードを発見。
  34号では、横軸=同時代の色々な商材を並べてみて、キーワードの
  検証・発見。

  ということになります。

  もう一つの方法とは、時代のピーク時を比較してみるという方法です。
  デザインのように目で見てわかりやすいものは、アナログ・デジタルビュー
  です。

  デジタル期のピークは1985年ですが、それ以前からぼちぼちと現れて
  きますので、1982年〜1985年をデジタルピークとします。

  現在はアナログ期ですが、そのピークは2013年ですが、
  既に2006年からアナログ期の要素が各所に出始めていますので、
  ここ2〜3年から2013年までを今期のアナログピークとします。

  そして、前回のアナログピークは、1957年ですので、1954年〜
  1957年辺りを前回のアナログ期のピークとします。

  検証してみたい商材のそれぞれのピーク期のデザインを比較してみると
  いう方法です。

  やはり一番理解しやすいのは自動車のデザインだと思います。
  ファッションにもあらわれますが、ファッションは様々な要素が絡みやすい
  ので最初は自動車など開発コストがかかり、商品サイクルの長いものが
  読み取りやすいと思います。

  読めるようになってきたら、他の難しい商材でも読み取る事ができるように
  なると思います。

  例として、クラウンのデザイン変遷を参考にしてみてください。

  http://www.kansei-trend.jp/jireishu/Crown/TOYOTA_Crown.html

  1955年のクラウンは、曲線基調であることがわかります。
  1983年・1987年のクラウンは直線基調であることがわかります。

  同様にスカイラインでも検証してみましょう。

  http://www.kansei-trend.jp/jireishu/Skyline/SkyLineFrameset.html

  1957年のスカイラインは驚くほどクラウンに似ています。
  1995年のスカイラインは画像をクリックして詳細までご覧頂くと
  ご理解頂けると思いますが、直線で構成されているのが理解できます。

  アナログ期のキーワードが曲線。
  デジタル期のキーワードが直線。

  これが解り易く理解できます。

  そして、多くの場合、このキーワードは対語になることが多いのです。

  33号・34号で、発見したキーワードを更に今号で紹介させて頂いた
  方法で検証し、間違いなければ、そのキーワードは、間違いないものと
  思われます。

  そのキーワードが、全く関係のない商材に見られたら、更に決定的な
  ものとしてよいでしょう。

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 「第34号 〜感性トレンドの応用の仕方A〜」

前号で紹介した方法で、なにかしらのキーワードを見つけたとします。
  それが、正しいのか間違っているのか、確信が持てないときには、
  横軸で検証してみてください。

  横軸で検証すると言う意味は、そのキーワードが同時代の、
  他の商材にも現れていないか確認をしてみるという作業です。

  今期のアナログ期ブレイク期(現在)において、顕著に出てくるキーワード
  として、高さ・多色があります。

  わかりやすい例として、多色というキーワードを検証してみましょう。

  前回は車での検証でしたが、自動車にも、この多色は、現れていて
  カラーバリエーションが非常に豊富にラインナップされています。
  コストを考量したら、多色な商品ラインナップを揃えるのは、避けた方が
  コスト削減につながるはずですが、豊富なカラーバリエーションが用意
  されています。

  この多色を他の商材でも見ることができるのかと検証をしてみると
  いうことです。

  例えば、携帯電話。いかがでしょう?
  昔は黒・シルバー・白くらいのラインナップだったものが、現在は、様々な
  色がラインナップされています。

  パソコンなどもそうですね。レッツノートの天板は多色ですね。
  ランドセルもそうです。
  文房具にも見ることができます。
  下着もそうですね。
  ユニクロのフリースもありました。

  あのヴィトンにしても、定番のモノグラムから、エピのような多色展開
  がありました。

  これは、アナログ期に転換する以前に見られた現象ですが、感性トレンドの
  正弦波は、大衆の感性の傾向に合わせて作成されています。

  感性豊かな方々は、大衆よりも先に時代を感じ取ります。

  それゆえに、感性トレンドの正弦波よりも先にこういったことがおきます。
  
  話を戻します。

  多色というキーワードが、見つかり、同時代の他の商材などにも
  見られたら、キーワードとしてよいでしょう。

  更には、ワンサイクル前=前期のアナログ期に多色展開が無かったどうかと
  検証してみることです。

  前期のアナログ期には、お菓子のマーブルチョコレートやゼリービーンズ、
  佐久間式ドロップなどが多色展開されていました。

  お菓子は口にいれるもので、食の安全を考えたら、どうなのか?という部分
  があると思うのですが、こういった商品が定番となった事実があります。

  逆に、この同時代に見ることができる現象を先に読み取り、時系列に合わせて
  検証してみるという方法も成り立つことになります。

  そして、ワンサイクル前のアナログ期に事象があったかどうかと確認してみると
  よいでしょう。

  ただ、この方法だと既にブレイクしたあとにキーワードを見つける形に
  なります。ご自身のご商材に展開するには、タイミングとして遅いという
  結果になる可能性もあります。

  今回、あえてヴィトンのエピの例を出したのには理由があります。
  高額商品や官能性商品(これに関しては違う形で説明をさせていただきます。)
  には、大衆の感性トレンドよりも早くにキーワードになるものが現れてくる。
  という事実があります。

  これに気がつき、前期の同時代(現代ならアナログ期)に見ることができたか
  どうか検証し、ブームを仕掛けることも充分に可能になります。

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 「第33号 〜感性トレンドの応用の仕方〜」

先ずは感性トレンドの正弦波による時代の7年ごとの区切りを理解する。

  そして、ご自身の商材や興味のあるものを、過去に遡り検証する。
  このときに、その商材や現象などの感性トレンドとの相関性がわかる。

  新たなキーワードが発見できたりすることもある。

  これが、わかると、ご自身の興味のある事柄や物事の近未来が見えてくるように
  なる。

  簡単に説明するとこの手順になります。

  例えば、自動車のデザインがどのように変化していくのかを、デモしてみます。

  デザイン面に現れるのは、アナログ・デジタルの要素が強く影響を与えます。

  現在、アナログピーク期なので、複雑系のデザインが基本となります。
  曲線基調でデコラティブなデザインです。
  すでに、エッジの効いたデザインが出始めていますが、これは、ハード期の
  要素がデザインに表れてきているからです。

  今後、市販されデザインが良いとされる自動車には、徐々にこのハード期
  の要素が強くなってきます。

  ハード期の要素がデザインに表れるときには、デジタル期に見られる
  直線などが使われてきます。
  しかし、シンプルな直線でなく、ブーメラン型のように、脳が認識する際
  複数のニューロンが立ち上がるようなものが受けてくるようになります。

  また、本来の機能優先でなく、見た目が先行するようなデザインが出てきます。
  前期のハード期においては、航空機でした。

  今期においても、戦闘機に見られるエアーダクト状の形状が、
  既に見ることが出来ます。
  この流れは、しばらく続きます。

  そして、これまではソフト期であったので、使い勝手の向上が、ありました。
  ミニバンブームは、その象徴です。そのブームも落ち着きを見せてきています。

  そしてハード期においては、機械の能力の飛躍的な向上が見られます。

  自動車においては、これまででは考える事ができないほどの馬力を持つ車が
  あいついで発表されています。

  そして、電気自動車などは、ベンチャー企業が続々と参入してきています。
  いよいよガソリンの内燃機関から、ガソリンに頼らないエンジンに変わる
  動力源を持つ自動車が誕生し普及する時代がやってくる可能性が高くなります。

  また、電気自動車に変わる、その先の新しい技術の元ととなる概念が生まれる
  ことになるでしょう。
  その技術が市販車に応用されるのは、次期ハード期ではなく、おそらく、
  その56年くらい後になるでしょう。

  そのときには車の形態も変化しているかもそれません。

  先ずは、アナログ・デジタル要素とハード・ソフトの要素を、分けて検証
  することをお勧めします。

  そして、その次に、アナログ×ハードという見方をすると、その事象への
  現れ方の特徴が見えてきます。

  それが、わかれば、その軸にしたがい、キーワードをデザインや
  商品コンセプトに落とせるようになります。

  これが、応用の仕方です。

  一度、ご自身の興味の高いもので、感性トレンドとの突合せをやってみる事を
  お勧めいたします。

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 「第32号 〜TOYOTA iQ〜」

11月20日、TOYOTAは、iQという車を発売した。
http://toyota.jp/iq/concept/concept/index.html
   
 この車の最大の特徴は、全長が3メートルに満たないところにある。
 現在の車の全長は、ほぼ5メートル近くある。
 少し小さいなと感じても4メートルはある。
 軽自動車の規格でも、3メートル30センチである。
 全長だけで比較すると軽自動車よりも小さいということになる。

 それでいて、大人三人と子供一人が乗れる室内空間を持っている。

 燃費は、このご時勢に合わせてよい燃費を実現している。

 そして、今年のカーオブザイヤーを受賞した車である。

 まだ発売されたばかりなのでヒット商品とはいえないが、時代の変わり目を
 表す車になることは、間違いないだろう。

 先ずデザイン面だが、これは、アナログ・デジタルの見方で見る。
 現在アナログ期の第二期後半に入る。
 曲線が随所にみられ、複雑であり、ドアモールなどの水平展開がなく、
 ドアの高さがあり、相対的にガラス面積が狭く、高さを感じさせる
 アナログデザインであることがわかる。

 ハード・ソフトの観点からは、現在、ソフト期の終焉期にあたり、
 ハード期の兆候が現れてきている時期である。
 この車にハードの兆候が現れている部分を言及するならば、余計なものを
 排除したという点であろう。
 ハード期において、工業製品は新しい技術の基に、これまでにはなかった
 製品が産まれたり、その基になる技術が確立されたりする。
 余計なものが排除され、このコンパクトさと安全性を両立しているのは、
 ハード期の本当に小さな芽とソフト期の終焉を物語っている。
 そもそも車って?というものをメーカーが消費者に提示しているのである。

 しかし、この車、おそらくは、国内では、あまり販売台数は稼げないだろう。
 なぜなら、日常ユースで考えれば、軽自動車の方が圧倒的にランニングコストが
 安くなるからである。
 日本国内では、マーケットのボリュームが小さいが、欧州や新興国にとっては、
 魅力的な車になるであろうと思う。

 しかし、日本の中でも軽自動車では・・・
 というユーザーも存在しているのも事実であろう。

 私が、この車を売るなら、女性をターゲットとする。
 車が小さい分、扱いやすく、こまわりもきく。車庫入れなど苦手意識を
 持たずにすむ。

 となると、ゆくゆくは、ダイハツでのOEM販売が既に戦略に
 練りこまれているはずである。

 ダイハツのシェアは伸びてきており、女性向けのカフェ店舗戦略が効果を出して
 きているところだからだ。

 世界市場では、セグメントAクラスの車は激戦が始まっている。
 その中から、本格的なハード期の兆しが現れてくるであろう。

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 「第31号 〜大きな手帳〜」

9月22日付けの日経MJ新聞の定点チェックのコーナーにA5版の大き目の
 且つ九色のラインナップを持つ手帳が好評とのこと。

 A4サイズの手帳もなかなか好評というより、私自身が一昨年から使用している。

 この手帳の大型化がなぜおこっているのか?

 感性トレンドの視点から早速、紐解いてみたいと思う。

 先ずは、私自身の経験から、何故大型の手帳にしたのか?

 先ず、非常に予定がタイトになり、スーツに入る小さな手帳では
 間に合わなくなった。

 そして、アイディアをすぐに書き留める事ができる大きな余白が欲しかった。

 この二点が大きな理由であった。

 しかし、探すとこの機能を満たすものは、あきらかにターゲットは少し年配の
 方であることがわかる。が、他に要件を満たすものがないので、その大きな
 手帳を使用していた。

 つまり、使い勝手を考慮してのことである。これは、現在、ソフトの時代で
 あるので、使い勝手の向上はソフト期のキーワードに当てはまる。

 デジタル期の手帳は、スーツに収まるコンパクトな手帳か、機能性が充実した
 システム手帳が流行した。
 そのシステム手帳を充分に使いこなしている人をあまりみたことはなかった。

 時代はアナログ・ソフト期である。

 先ずは使い勝手の向上。

 そして、大きな手帳の余白の部分にアイディアを書き留めたいというニーズは
 相当高いように見受けられる。
 これは、自己啓発の結果、自分のアイディアを大切にしたいという自分語りの
 時代とマッチしている。
 そして、手帳そのものが大きくなるのは、この主張が強くなり、アクセサリー
 が大型化するのと同様の傾向である。

 そして、女性向けの手帳には、そこに多色化がおこっている。

 その背景には、デジタル期には、セカンドバックなる小さな入れ物が
 流行していた。

 それが、今は大きなかばんを持つことが普通になったことも背景にある。

 このバッグの大型化も個の主張が強くなっているからである。

 まとめると、

 ソフト期に対応した、使い勝手の向上。
 アナログ期の自己啓発と自分語り。
 アナログ期の個の主張による大型化。

 これが、手帳の大型化を流行させている脳の潜在域で快と判断される
 キーワードとなる。

 ビズシーンに使用される手帳にも、アナログ要素がこれだけ反映される時代に
 なったといえる。

 ビジネスにおいて、次の手を考える人は、ハード期への移行に対し、先手を
 打つ時期にきている。

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 「第30号 〜中学生本〜」

日経MJ新聞9月22日号のヒットの裏側のコーナーに
 「中学生本」発学問のすすめの見出しに
 「もう一度教養を・・」大人読者つかむの小見出しが目を引く記事が掲載
 されている。

 国家・宗教・民族・歴史などの硬い分野を中学生向けに優しく綴られた本が、
 大人に支持され、販売が好調であるとのこと。

 最初は、本当に中学生向けに作られた本が、以外にも20〜30代の大人の
 購買者が多く、あえて、その層を狙い中学生向けという題をつけ、一般書に
 並べて売るという手法が確立されてきている。

 現象をすぐさま、商品開発と売り場の設定に反映することろは、さすがだが、
 予想外の読者層がヒットにつながったというところが既存のマーケティング
 手法での限界を表している。

 この現象は、感性トレンドで見事に説明がつく。

 先ずは、ご挨拶に記したとおり、アナログ期の癒し期では、自分探しが始まる。
 そして、ブレイク期には自分を高めたい欲求に駆られる。
 キーワードでは、高さがあてはまる。
 すなわち自分を高めたいのである。

 暗記が中心になりがちな歴史や民族の問題・宗教の問題など学校ではなかなか
 勉強ができない本質的な社会の問題に対し、知りたいという欲求が高まっている。
 
 この本質は、今年の年初にあげたキーワードそのものである。

 流れとしては、自分探しをし、足りない知識を補い、多様化が認められる
 アナログ期に時代を変えていくような発想がでてきて、それが現実化したり、
 ハード期に形となって現れたりする流れとなる。

 現在、自己啓発に励んでいる方々は、歴史を創っていく人になる可能性は
 充分にある。

 自分を信じて可能性を伸ばしてもらいたいと思う。

 一点、注意点をあげるとしたら、自分で確立したものの絶対性をアナログ期後半に
 人に押し付けない事である。

 この点は、充分に留意されたい。

 尚、本ではないが、歴史や宗教や民族の現代社会につながるお勧めのDVDがある。

 NHKから発売されている。映像の世紀である。

 20世紀の歴史を各国の本物の映像を集めて振り返るという内容なのだが、
 これは、本当に勉強になるので、お勧めしておこう。
 
 NHK DVD-BOX 「映像の世紀」全11集
 価格:¥ 95,000(定価:¥ 78,540)

http://www.amazon.co.jp/dp/B00005HRT8/ref=nosim/?tag=kokdz4-22
 

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 「第29号 〜ゴルフボール:ツアーステージ〜」

10月17日の日経産業新聞の新製品紹介のページの中の出足快調のコーナー
 で取上げられた商品。
 ブリジストンスポーツが、8月23日に発売した機能性とファッション性を
 両立した商品である。
 発売から約二ヶ月で5万ダースを出荷、半年で12万ダースという出荷目標を
 達成しそうだとのこと。

 ボールのカラーは、イエロー・ピンク・オレンジの三色。コース上で発見
 しやすい色が採用されている。

 開発過程の中で、カラーボールの対する許容度が高まっていることと、
 インターネット調査により、男女ともに使用経験が増えている人が多く、特に
 女性では75%の人がカラーボールの使用経験があることがわかり、開発に
 踏み切ったとのことである。

 また、各カラーの心理面への影響も効果が確認されている。

 さて、この現象に感性トレンドの観点から解読をしてみよう。

 先ず、カラーボールが出始めたのは、1990年ごろだったと記憶している。
 この時期は、まだデジタル期であり、カラーボールの普及には、少し早かった。
 しかしながら、実は、ソフト期に転換しており、ソフト期のマスクリティカルを
 越えるあたり、ちょうど長軸索活性のエネルギーが高まる時である。
 そのときに実はカラーボールが発売されていたのである。
 しかしながら、時代はデジタル期であり、その瞬間的な風は収束し、
 飛距離追求型のゴルフボールの発売へと戻ることになる。

 そして、いよいよ今期のアナログ期に転換し、ブレイク期の現在、機能性を
 追求する商品にも、多色化が見られるようになった。

 アナログ度の高い女性が使用するのは、理解しやすい。しかし、今回は、男性の
 支持率も高い。

 デジタル期には、その機能性が重視され、且つ、ゴルフボールといえば白という
 概念は金科玉条のごとく変えがたい。

 しかしアナログ期前半には、多様性が認められ、デジタル期の縛りから開放される。
 
 この商品に当てはまる感性トレンドのキーワードは

 ・多色
 ・多様性

 ということになる。

 この商品は、機能性を追求した上で、マーケティングから導きだされた多色を
 差別化の要因とした商品と見ることが出来る。

 結果として、感性トレンドのキーワードにひっかかることになり、予想外のヒット
 につながっている。

 マーケティングの段階で、感性トレンドを知っていれば、結果オーライでなく
 戦略の中に、既存のマーケティング手法では計る事のできないファクターを
 商品に盛り込む事ができる。

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 「第28号 〜野菜もりもり会議に実り〜」

9月19日の日経MJ誌のブームの予感に、冒頭の野菜もりもり会議に実りの
 大きな見出しにべジミーティング広がると小見出しがついた記事が掲載された。
 これまでの企業の会議では、コーヒーが一般的な飲み物であったのに対し、
 このべジミーティングは、野菜ジュースや野菜スティックなどを口にしながらの
 会議が注目されてきてるとのこと。
 そして多くの企業に採用されはじめているとのことである。

 仕掛けたのは、トマトジュースで有名なカゴメである。自社製品の営業活動
 の一環としてべジミーティングを今春から提案し始めたところ、評判がよく、
 この会議スタイルを採用する企業が多くなった。

 実際にこの会議を採用している会社の担当者の話によると、会議での発言が
 多くなり、また、独身者が多い社員の野菜摂取の不足にも一役買い、メタボ対策
 としても有効だとしている。

 MJ誌では、食生活の改善と、野菜ジュースに含まれる糖分が脳を活性化する、
 噛む事で集中力も上がり、野菜の色によって、心理的なリラックスに繋がって
 いると解説してる。

 これを、感性アナリストの視点から解読してみよう。
 実際に会議中に糖分を採り、リラックスした状態で会議に臨むのは、効果が
 ある。
 何かが、閃く瞬間は、脳全体が活性化していることが確認されている。
 緊張し数字とにらめっこの状態では、左脳優位の状態となり、新しい発想は
 出にくい状態となる。
 また、脳が活性化するということは、信号を伝達するためのエネルギーを必要と
 する。この必要なエネルギーは糖なので、的を得ているといえよう。
 この会議スタイルは、脳機能の面からも効果があると言える。

 では、感性トレンドの視点からみたら、どうなのか?
 非常に効果がはっきりとしているので、感性トレンドの脳の潜在域の出番は
 少ないように感じる。

 しかし、しっかりと今期のキーワードがあてはまる。

 野菜が彩りを添えていることが心地よくなるのは、多色が心地よいことでもある。
 そして、自然志向になるのもアナログ期の特徴の一つである。
 オーガニックブームなども、この流れと同じものである。
 そして多様化もアナログ期のキーワードの一つである。
 会議=コーヒーという定型はデジタル期には崩れがたい。
 が、アナログ期には、定型に縛られること無く、多様なことが許容される。
 これが、この会議が広がっていく、脳の潜在域で感じる快の部分である。

 アナログ期には、定住地にて文化が積み上がる時期である。
 このような多様性が許されないと文化の発展がおこらない。

 アナログ期とデジタル期が交互にやってきて、生活圏が広がり、
 文明が高くなっていくのである。

 この会議の習慣は、広げていってもらいたいと、心から思う。

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 「第27号 〜マックス バイモ イレブン〜」

 ビジネス時は短軸索リンク優位になる傾向が強くなることと、昨今の
  経済状況を考慮すると、消耗品は買い替え需要は発生するが、、
  ホッチキス本体となると、それほど、買い替え需要が大きいとは考えがたい。
  その中でヒットした文具がマックス社のバイモ・イレブンだ。

http://www.max-ltd.co.jp/news/n081010.html
  
  この商品は、今年九月十六日にMAX社より発売され、当初計画の約二倍が
  売れている。初年度の販売目標は五十万個であるが、既に上方修正する
  可能性があるとのこと。

  この商品は、40枚まで片手で簡単に留められることが最大の機能性である。
  そのために、針を新開発し足と言われる針の部分を従来品よりも一ミリ長くし、
  中型ホチキスの一般的な針の三号針より0.21ミリ細くし、軽い力で
  綴じることが可能になっている。

  つまり、表層的な成功要因は、

  これまでの中型ホチキス(厚めの書類作成時に使用するホチキス)は共用で
  あり、その置き場までいかなければならなかった。
  それが、小型ホチキス同様、手元においておく事ができ、しかも手軽に
  片手で作業ができる。
  そして、値段は本体と針のセットで千五百七十五円であるので、個人でも
  購買できるか、個人レベルでの決済が可能か稟議も通りやすい。

  つまり、「費用対効果が高く」、「扱いやすい」であろう。

  これを、感性アナリストの感性トレンドの視点から、解読してみよう。

  先ずは、多色展開されている。ホチキスでありながら、
  全五色のラインナップ。
  白・黒・赤・黄・青から選ぶ事が出来る。
  多色は、目で見たときの複雑度があがることと、その中から自分だけの
  お気に入りを選択できる。
  これは、アナログ期に脳の潜在域が快と判断する。

  そして、そのデザインは曲線で構成されている。

  曲線は、脳が認識する際に複雑度が直線よりもあがる。
  よって、アナログ期に好感度があがる。

  つまり、この商品は、理性・感性の両軸から、購入した人の満足度を
  あげることのできるハイブリッド商品の一つである。

  会社の経費で落ちなくても、個人の買い物としても充分に購買可能であり、
  また、理性・感性の両面から、買いのサインがでるので、個人の私物として
  購入もされているケースが多いのではないかと推測する。

  アスクルのような購買のしかたでなく、店舗での購買が先に発生したと
  想像できる。

  この商品、息の長い商品になるであろう。

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 2008/10/14「第26号 〜シーリングスタンプ〜」

 日経MJ紙10月1日付け、16面。TREND BOX にて、
 シーリングスタンプなる商品の紹介がされていた。

 MJ紙によると、手紙に溶かした蝋をたらし。上からスタンプして封かんする
 シーリングスタンプのオーダーメイドが、女性の人気を集めているとのこと。

 オーダーメードは14000円〜で、受けつけるのは、文具メーカーの
 シールドである。

 直径1.8センチ、長さ7センチの亜鉛製の印面に、イニシャルや家紋、星座
 など好みに応じた模様を加工する。

 専用のロウも扱っており、ながさ10センチの棒状で色も豊富。
 一本315円〜だ。

 シールドの担当者によると、手紙に使うと高級感があって、お洒落。
 ギフトカードにリボンをとめる為に使い人もいるようだとのこと。

 このシーリングスタンプ、映画「パイレーツオブカリビアン」にも登場する。
 その歴史は、古く、古代メソポタミアまで遡り、古代エジプトでも使用
 されていた。

 文書を封印する際のサインとして使われていたようだ。

 11世紀にはヨーロッパの王侯貴族の間でも流行し、17世紀にはインドから
 良質なろうが手に入るようになり、王室御用達となったのが、アルバンであり、
 フランスの高級フレグランスの香水瓶の封にも使用されてるとのことである。

 この流行、今後拡大していくのではないかと予測される。

 この流行、感性トレンドからの成功要因は、

 ・デコラティブ
 ・手間隙
 ・高級感
 ・本物志向
 ・自分だけのオリジナル

 である。

 ロウをたらし、封印するということは、当然、でこぼこが生じ、見た目の
 複雑度が上がる。最近のアパレルの繊維が太くなっていることと同じである。

 また、大切な人に時間をかけると言う行為は、アナログ脳を刺激する。

 そして、歴史があり、ヨーロッパの王侯貴族の御用達であったというところが
 高級感と本物志向を刺激する。

 そして、オーダーメイドであるから、当然、自分だけのオリジナルの部分が
 脳に快と判断させている。

 アルバン社の本物のロウは、さすがに高いが、シールドのロウは
 リーズナブルである。

 今年のクリスマスカードの封印には、このシーリングスタンプの比率が高く
 なるのは間違いないだろう。

 このメーカーの感性の高さは秀逸であると、私は感じる。

 今後の商品ラインナップが楽しみである。

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 2008/10/07「第25号 〜富士登山者数過去最高〜」

 富士山の登山者数の集計方法を先ず解説しよう。

 環境省が、正確な富士登山者数を集計する為に、4登山動の各8合目付近に
 赤外線カウンターを設置し、集計している。
 (4登山道とは、吉田口・須走口・御殿場口・富士宮口のことである)
 この設置は2004年に行われ、2005年から本格的に稼動している。
 濃霧の時には、誤作動することもあるので、それらを補正した数値を発表
 している。
 時に、翌年に登山者数が訂正される場合もある。
 それ以前は、登山口の車両数及び、吉田口6合目通過者数調査等からの
 推計であった。

 次に、2004年以降の富士登山者数の推移を記してみよう。

 2004年:198000人
 2005年:209209人
 2006年:218778人
 2007年:231542人(本年発表の訂正後の数字)
 2008年:305350人

 参考までに、データが調べられる範囲でのデジタル期の平均登山者数は
 151814人である。(1981〜1998年)

 本年の登山者数は、デジタル期平均の登山者数平均の約二倍の登山者数
 であることがわかる。

 また、2006年以降のアナログ期黎明期からブレイク期へ転換後、
 その伸び率を伸ばしていることが理解できる。

 さて、感性アナリストの感性トレンドを用いた解読を始めよう。

 この現象に当てはまるアナログ期のキーワードは、

 ・高さ
 ・紆余曲折
 ・スピリチュアル

 である。

 アナログ期のヒット商品や現象の解読をすると、高さというキーワードは
 かなり高い確率で現れる。
 これは、アナログ期は、定住地において、文化を積み上げる時期に
 当るからである。
 デジタル期には、生存域の拡大が根っこにあるので、横への広がりが
 心地よくなる。

 さて、富士登山における高さは、物理的な高さである。
 高い所に登っていくことが脳の潜在域で快と判断されているのである。

 そして、紆余曲折は、回り道を楽しむということでもある。
 デジタル期には、目的地に最短・最速で到達するのが心地よいのだが、
 アナログ期には、なかなか目的地にたどり着かないことが、心地よい。
 これは、ドンキホンテーがアナログ期に入ってから急速に躍進した
 要因でもある。欲しい商品がなかなか見つからないである。
 ビジネス的解析手法では、これは、ついで買いを誘うになるのだろう。

 富士山頂からの御来光のために、不便な思いをしてでも登っていくのである。
 また、事前準備もなかなか大変である。
 この準備をしながら、当日を待つというわくわくする気持ちもアナログ期
 の現象でもある。

 そして、スピリチュアルブーム。
 富士山は、パワースポットとしても有名である。
 古来より、霊峰として崇められてきている。
 スピリチュアルなことに興味のある方が、登山者の中にふくまれている
 と思われる。

 このスピリチュアルブームも、更に分解すると、精神的な高さを心地よし
 としているのである。

 これら三つの。高さ・紆余曲折・スピリチュアルのキーワードに
 脳の潜在域が反応し、快と判断し、富士登山という行動をとった人が
 多かったということである。

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 2008/09/30「第24号 〜菓子類〜」

  菓子類の商戦も、大変激戦であり、個別のヒット商品を語るのは難しい。
  
  その中でも、飲料と同様、六月発売で、九月にも売り上げベスト20に
  入っている商品がある。

  ロッテ パイの実 パーティーパックである。

  甘いかそうでないかの二別をすると甘い商品群に属する。

  アナログ期は、長軸索が活性化する。長軸索が活性化すると、それだけ
  脳は長距離の神経線維に電気を流すことになり、短軸索活性化状態よりも
  多くのエネルギーを必要とする。

  脳のエネルギーは糖分である。

  ゆえにアナログ期には甘いものの好感度があがるのである。

  スナック菓子の購買には、あまり思考は関与しないであろう。
  嗜好はあるだろうが、なんとなくこれを食べてみようかと、その日の
  その瞬間の雰囲気に影響されている商品であるともいえる。

  今年の前半、飲料では、糖類・糖質ゼロの商品群が非常に話題になった。
  こちらは、短軸索活性時に好感度があがる商品群であるが、真逆のファンタ
  も売れていることをバックナンバーにてお伝えした。

  この糖類・糖質ゼロ飲料の好調と機を同じくして、ポテトチップス系の
  商品が上位を占めた時期があった。

  そして、糖類・糖質ゼロ商品群の収束と供に、菓子類でも甘い系統の
  菓子類が息を吹き返している。

  日経MJ紙の新製品ランキングで、好調なのは、26日版では、

  プチプッセ
  チョコパイパーティーパック
  キットカットミニ
  ガーナミルク
  マカダミアプレミオ

  である。

  ベスト10入りしているポテトチップス系は、ア・ラ・ポテトの
  じゃがバター味とうすしお味のみになっている。

  また、前半に売れたポテトチップス系も、シンプルな薄塩味でなく
  じゃがバターのように、コクがあったり、濃い目の味付けがされて
  いるものが目立った。

  ここにも、今年の前半は、アナログベースであることがわかる。

  複雑な味や食感、コク、などは、アナログ期に好感度が上がるからである。
  アナログ期がベースの上に、ハード期の兆候が乗った様相が見えてくる。

  そして、後半に入り、ハード期の兆候が薄くなってきていることがわかる。

  この菓子類の動向は、感性トレンドとの相関が深いので、長いスパンで
  検証すると驚く事実が浮かび上がる。

  それだけ感性トレンドとの相関が現れるので、興味のある方は、
  定点観測の一商材としておいても損はないと思う。

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 2008/09/23「第23号 〜H&M〜」

 9月13日に、銀座にオープンしたH&M。その行列は長く続き、二時間以上
 入店できないという現象が発生した。

 H&Mで、グーグルに検索をかけて見ると、17,400,000件のヒット数。
 ブログに絞ってみても、2,500,368件がヒットした。(9月16日現在)
 オープン前からメディアに取上げられ、オープン時の様子はメディアに
 報道されている。

 H&Mとは、簡単にいうと、高級ブランド並みのデザインを持つお手頃価格の
 アパレルショップである。

 オフィシャルHPは
 ↓

http://www.hm.com/jp/#/startpagejapan/
 デザインは、きっちりとトレンドを押さえ高級感がある。そしてお値段は
 お手頃であることが、HPから見て取れる。

 少しH&Mの歴史を紐解いてみよう。

 1947年に、スウェーデン中部にて設立。(前期アナログ期黎明期)
 このときは、婦人服専門店であった。
 1968年に狩猟店を買収。この際に、紳士服も扱うようになる。
 この時に、社名をHennes&Mauritzとなる。
 その後、現在のH&Mを正式なブランド名とし現在に至る。

 2008年9月現在、世界に30ヶ国に1600店舗以上を持つ。
 日本では、11月に原宿店、来年7月以降に渋谷に開店予定。

 ヨーロッパでは、ドイツから2004年に撤退したGAPの全店舗を買収。

 北米では2003年にNY出展を皮切りに続々出店、カナダにも進出。

 中東でも2006年にフランチャイズ方式でUAE・ドバイに出店している。

 以上、ウィキペディア参照
 詳細は
 ↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/H&M
 
 N&Mの快進撃は、今期のアナログ期に入ってからであるということが
 よくわかる。
 
 この成功要因を感性アナリストの視点から、感性トレンドを用いて解読しよう。

 先ずは、非常に戦略がよく練られている事がわかる。満を侍しての日本進出。
 メディアの活用。販売店立地などから、綿密に日本市場への進出が行われて
 いることが理解できる。

 この中で、特徴の一つとして、売り切れた商品は再販しないという点が
 挙げられる。
 つまり、欲しいと思ったときに、買わないと次に買う事が出来ないかもしれない。
 限定品と同じ効果を持っている。
 これは、思考の部分も刺激するが、限定品というのは、あなただけの特別感で
 潜在脳を刺激する。アナログ期に有効な手段である。

 そして、同じ価格帯でありながら、他の商品よりも高級感のあるデザインを
 実現している。
 これは、ちょっと高い消費を心地よく感じる部分を刺激する。
 プチセレブ感を満足させているのである。

 なぜ、高いものの消費が心地よいのか?
 これは、アナログ期のキーワードの高さが、消費行動に現れているのである。
 高級感のあるものを消費する=自分が高まった気になるということである。

 鼻セレブの成功要因とも少し似ている。

 もちろん、商品のデザインや配色はきっちりとトレンドを押さえている。
 多色であったり、曲線であったり、それのみでなく、現在の伝統や本質を
 心地よく感じる部分を現在の商品は体現している。モノトーンであったり
 直線的であったり。

 現在は、アナログベースでありながら、ハード期の予兆が出てきている時期
 なので、デザイン的には相対するような要素も一緒に受容される時期でもある。

 本物のセレブが購入するかどうかは、わからないが、一般大衆は、このブランドを
 現在の所は、心地よく感じざるをえないだろう。

 現在の経営陣はきっちりと、思考の領域にも感性の領域にも響くビジネス展開を
 している。

 傾向として似ているブランドとして、アマダナとDIESELがある。
 DIESELも、この夏に銀座に出店している。

 今後の動向に、注目する価値は充分ある。

 2012年〜2013年のハード期への転換期にどのような手を打ってくるのか
 非常に興味深いところだ。

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 2008/09/16「第22号 〜ファンタ・手にピタ!ボトル〜」

  先ず飲料の新商品は、非常に競争が厳しい世界であるということを認識して
  いただきたい。

  8月29日付けの日経MJ新聞の新製品ランキングというコーナーがある。
  この中で、飲料のベスト20が毎週金曜日に発表されている。

  8月発売の商品が7件、7月発売の商品が5件、6月発売の商品が7件、
  5月発売の商品が1件である。

  定番として生き残れるのは、わずかな商品であることがわかる。

  さて、この6月の7件の中、ファンタ・手にピタ!ボトルは、オレンジと
  グレープがそれぞれ、2位、8位にランクインしている。

  ファンタ・手にピタ!ボトルは
  ↓

http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_000475.html
  
  この商品の歌文句は、機能性である。手にフィットするから持ちやすく
  注ぎやすいである。
  そして、ビタミンが入っているから健康にもよい。

  これが訴求されている。

  手にフィットするというのは、人間工学が進んできているので科学的に
  なっているが、フィト感というのは感性の領域である。

  しかし、真のヒット要因をもっと深い部分にある。

  感性トレンドのアナログ気分を刺激しているからである。

  先ず、ボトルのデザインだが、機能性を追求した結果、曲線多様の複雑な
  形状になっている。
  そして、ラベルのロゴも曲線・多色のアナログ要素を満たしている。

  この二つが、目を引くのである。

  そして、理性の部分で、注ぎ安いという事で試してみようか・・・
  実際に試して、使い安いのでリピートする。

  これが、6月に発売されても競争の激しい飲料の商品群のなかで2位を
  維持している結果となっているのである。

  自動販売機でも、このボトルは、ひと際、目を引く。
  曲線多様で複雑で多色であるからである。

  また、アナログ期には、濃い色がついている飲み物の好感度があがる。
  そのことも要因の一つである。

  一時期(デジタル期)ファンタは売れなくなった時期がある。
  それが、アナログピーク期にブレイクしているのである。

  さて、糖質・糖類ゼロでは、短軸索が働き、ファンタでは、アナログ気分
  が刺激されている=長軸索が刺激されている。

  これは、時代はアナログ期であるのだが、やがてやってくるハード期の
  担い手短軸索が活性化し始めているからと前号で解説した。

  基本的に、個人のレベルでは、長軸索と短軸索は同時同質には活性化
  しない。

  が、個人であっても、仕事中は短軸索が活性化し、リラックス
  している時には長軸索が活性傾向になる。

  また、感性トレンドにおいても、アナログ期のピーク時にハード期が
  始まる。

  この辺りの説明を明確に答えることができる人は、限られた人だけだと
  思うが、簡単に答えるとバランスがあるということである。

  さて、話を元に戻す。上半期の糖類・糖質ゼロ商品群は、現在、この
  ベスト20にはランクインしていないことを明記しておこう。

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2008/09/09「第21号 〜糖類・糖質ゼロ商品群〜」 

  日経MJ紙による、上期ヒット商品番付で、西の横綱となった、糖類・糖質
  ゼロ商品群。

  発泡酒・チュウハイ・コーヒー・コーラ・スポーツ飲料などに、これらの
  うたい文句が見事に並んだ。
  
  これらの商品群は、機能性が前面に出ている。糖類・糖質がゼロだから、
  メタボリックを気にしているあなた、私を飲みなさい!!
  と語りかけている。

  となると、これは理性の領域で購買を促す商品で感性とは違う軸のもの
  という見方も出来る。

  現在、アナログピークを迎えようとしている時に、何故、ヒットしたのか?
  
  これは、私のブログ内で今年になってから発信し続けている、ハード期の
  先見現象の一つなのである。

  ハード期の担い手は、短軸索リンク。つまり、デジタル期に心地よいと
  される現象が現れてくる。

  デジタル期には、機能性がはっきりしているものの好感度が上がる。

  論理的なものが心地よいのである。

  モノトーン・細身のネクタイ・これらのものが流行しているのと
  同じという事である。

  これらは、デジタル期でもモノトーンのキーワードと直線が心地よい
  が当てはまるのだが、ハード期の立ち上がり時には、デジタル期の
  キーワードに当てはまるものが、顔を出す。

  しかし時代のベースはアナログ期である。ハード期の短軸索系リンクは
  主に工業製品の飛躍的進歩や新しい技術の確立や、インフラの整備などに
  顕著に現れる。これらが、アナログ・デジタルの要素が強く出る商品群に
  デジタル期のような要素として顔を出す。

  そのプレ現象が今年にあったということである。

  おそらくは、収束に向かい、2年後に再び顔を出し始め、5年後にも
  顔を出すであろう。

  その原理までは、このメルマガでは残念ながらお伝えできないが、機会が
  あればお伝えしたいと思う。

  今年、顔を出したハード期の予兆は、見逃しておくのはもったいない。

  この糖類・糖質ゼロも記憶に留めて置いて損は無いだろう。

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 2008/09/02「第20号 〜スターウォーズ〜」 

 全米での映画興行収入ランキングでは、1977年公開の第一作が歴代
 第二位を記録している。1999年公開の4作目にあたる作品が歴代
 第四位を記録している。
 日本では、この四作目が13位、五作目が29位にランクインしている。
 
 この作品は、1977年に始まった三部作の公開は、デジタル期にあたり、
 1999年に始まった三部作の公開は、アナログ期に転換してからだ。

 同じ作品でもずいぶんと描き方が変わっていることがよくわかる映画である。

 デジタル期1977年に公開された映画は、作品を通しての4章にあたり、
 1999年に公開された映画は1章にあたる。

 さて、これらの作品を通して、デジタル期に公開された映画の特徴と
 アナログ期に公開された映画の特徴を比較してみよう。

 デジタル期に公開された作品は、ある若者の所へロボットがやってきて、
 女性のフォログラムメッセージが映し出され、若者は銀河の彼方へと
 旅立つのである。この旅立ちはデジタル期のキーワードである。
 そして、様々な宇宙船や宇宙戦闘機が飛び交う作品となっている。
 これは、メカ的なものを心地よく感じるデジタル期の脳の潜在域を
 刺激している。
 また、作品を通しての主人公は、ルークという青年である。つまり男性が
 活躍する映画となっている。

 これに対し、アナログ期に公開された映画では、メカ的なものの描写は
 デジタル期の作品よりも少なく、またフォースの使い手が多い。
 このフォースもいわば超能力のようなもので、デジタル期の作品では
 昔の伝説のように描かれていたが、アナログ期の作品では、このフォース
 はかなり強く描かれている。これは、現在のアナログ期のスピリチャル
 ブームと通じる要素である。また、アミダラ女王が主人公といってよい。
 つまり、女性が主役となっている。篤姫の成功要因の一つと同じである。
 また、広大な宇宙を旅する場面は少なく、星の中の先住民とのやり取りや
 その世界へと探検するいわば、水平展開でなく内部探検的な要素が
 強くなっている。これは、現代のアナログ期に自分探しのキーワードに
 非常に酷似している。
 そして、もう一人の主役、アナキン・スカイウォーカーがダースベーダー
 に落ちて行くところまで描かれデジタル期の作品へとつながるように
 なっている。
 この一人の人間の中に善悪があり、葛藤する様は、デジタル期にはあまり
 描かれないだろう。デジタル期には善悪がはっきりしているものが多い。
 善も悪も同じ人間性という捉え方は、現代のアナログ期では、一方では
 気品を求めつつも、もう一方でエロ可愛いなどの部分も同時に
 受け入れられているのと同じ要素である。

 同じ作品でもこれだけの差がある。ジョージルーカスが何故、4章から
 描き始めたのかは知る由もないが、4章から描くことによって、デジタル期
 アナログ期の特徴がより強く描かれていることは間違いない事実であり、
 また、アナログ期転換の年、1999年にアナログ傾向の強い第1章を
 公開しているのも、彼の脳の潜在脳が敏感に時代の流れを感じている
 に違いないと感じる。

 彼は、感性トレンドを学ばなくても、敏感に感じ表現をすることの出来る
 天才の一人だと感じる。

 しかし、この感性トレンドを知れば、どういう傾向を持つ商品や作品が大衆に
 支持されるのかの方向付けは、天才でなくとも可能になる。

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  2008/08/26「〜篤姫2〜」 

 17日の同番組では、朝廷の側も描かれ、いよいよ残り三ヶ月、明治維新へと
 時代が大きく変わる様を描くはずである。
 また、もう一人の重要人物、堀切真希さん演じる和宮が登場した。
 こちらも時代に翻弄された女性の一人である。
 
 これまでの江戸幕府と薩摩を中心に描かれてきたドラマに朝廷という新しい
 要素が加わった形になる。

 また、そこで、和宮という新たな重要人物が加わった。

 前回の成功要因分析では、

 1.女性が主人公
 2.現在の感性トレンドと物語内の感性トレンドとの一致
 3.意外性
 4.歴史・伝統

 と解読した。

 1・2に関しては、今後も踏襲されるだろう。3に関してはどのように
 描かれるのだろうか?ここがポイントになるのかもしれない。
 4に関しては、朝廷が加わる事で、より伝統的な要素が強くなる。
 また、明治維新への歴史の激動の時代は男性からの支持も集めるだろう。

 3の意外性の要素が引き続き上手く描かれていれば、このドラマは更に視聴率を
 上げる可能性を持つ。
 それは、朝廷という最も格式が高く、伝統的なものが描かれるからである。

 そして、激動の時代を描くことによって、新たな男性視聴者を獲得する可能性もある。

 3の意外性の部分がこのまま描かれれば、これまでの視聴者に新たな男性視聴者
 が加わり、視聴率は伸びる可能性が高い。

 また、3の意外性が多少スポイルされると、これまでの女性視聴者の一部を
 なくし、ほぼ横ばいになる可能性もある。

 いずれにしても、オリンピック週間でありながら、高視聴率をマークした篤姫。
 今後の動向に目が離せない。

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  2008/08/19 「第18号 〜篤姫〜」

 NHKの大河ドラマ「篤姫」。今年のドラマ視聴率では、毎週ほぼ一位を独占
 している。
 
 初回視聴率は、20.3%と、NHK大河ドラマのスタート時のほぼ平均視聴率で
 あったが、回を重ねるごとに、その視聴率をあげ、現在25%前後で推移している。

 ここ最近の大河ドラマの年間平均視聴率は以下の通りである。

 風林火山:18.7%
 功名が辻:20.9%
 義経  :19.4%
 新撰組 :17.4%   (視聴率はウィキペディアより引用)

 NHK大河ドラマの初回視聴率は20%前後で始まる。そして、その数字で
 横ばいか、徐々に視聴率を落として上記に上げたような平均視聴率になっている。

 「篤姫」のように、回を重ねるごとに視聴率をあげてくるNHK大河ドラマは、
 ここ5年の間では、この作品だけである。

 他の4作品との決定的な違いは、主人公が女性であるという点である。
 歴代の大河ドラマでも本作品を含め7作品有るのみである。

 現在は感性トレンドでいうと、アナログ・ソフト期であり、まもなく
 アナログ・ハード期へと転換する。

 このアナログ・ソフト期というのは、最も長軸索リンクが活性化する時期で、この
 長軸索リンクが活性傾向にあるのが、女性脳の特徴でもある。
 女性が活躍しやすい時代であるとも言える。

 NHK大河ドラマとしては珍しい女性の主人公が先ず一つ目の成功要因である。
 他のドラマでは、ごくせんや七人の女弁護士も視聴率が高いか好感度が高かった。

 二番目の要因として、篤姫の生きた時代が感性トレンドの現代の波と
 ほぼ重なっている。

 産まれたのが、1836年で、これはアナログ・ソフト期で、現在と同じ時代の
 風がふいていた。
 そして、大奥に入ったのが1856年。これは、アナログ・ハード期になる。
 もうすぐやってくるアナログ・ハード期の兆候はブログなどで報告させて
 頂いているが、今年は非常にその要素が強い。

 つまり、篤姫が生まれ、大奥に入り、描かれていたこれまでの放送分は
 今の感性トレンドの脳の気分とほぼ一致している。

 これが、二番目の要因だ。

 そして、その物語は、突拍子もないアイディアを出したり、殿様が頭の悪い振りを
 していたなど、意外性が散りばめられている。
 この意外性がアナログ期の脳を心地よく刺激する。

 これが三番目の要因だ。

 さらに、今年は本質の年と提唱しているが、江戸幕府も一つの本質であり、
 また明治維新も一つの本質であると考える。
 ここで歴史や伝統などの重みが今年のキーワードとも一致している。

 これが四番目の要因である。

 まとめると

 1.女性が主人公
 2.現在の感性トレンドと物語内の感性トレンドとの一致
 3.意外性
 4.歴史・伝統

 以上が「篤姫」の高視聴率の要因である。

 残り三ヶ月の物語の展開が気になる。明治維新をどのように乗り越えていくのか
 どこまでを描くのか、どのように描くのかが後半の視聴率を左右するだろう。

 ハード期の兆候が現れている今年は、明治維新の側に話が振れても、
 篤姫の晩年、手持ちのお金をすべて残さず縁のある元大奥のために使い、財産を
 残さなかったという清い気品の部分を描いたとしても、高い視聴率になるだろう。

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  2008/08/12「第17号 〜アシンメトリー〜」

 左右対称をシンメトリー。左右非対称をアシンメトリーという。
 当然、左右対称は、整然として美的なものとして建築様式や胸像などに
 見ることが出来る。
 エジプトのピラミッドの中もシンメトリーだと考察が進んでいる。

 このシンメトリー=左右対称は人工的で理想的なもので、デジタル要素が強いと
 いえる。

 それに対し、アシンメトリー=非左右対称は、脳が、そのものを認識する際の
 複雑度が上がる。例えば、人の顔は左右対称のように見えるが、顔半分
 を鏡に映した物を見比べてみるとアシンメトリーであることが理解できる。

 お札の顔を半分に折ると、全然、違う顔に見えるというのもアシンメトリーである。

 自然物は、ほぼアシンメトリーと考えてよい。

 人工的はデジタル期のキーワードであり、自然はアナログ期のキーワードでもある。

 さて、このアシンメトリーが、髪型やファッションなどでも見ることが多くなった。

 髪型などでは、お洒落な方やスタイリストの方は、既に以前から提唱されているのは
 ご存知であろうと思う。
 しかし、芸能人など専門のスタイリストさんがつかない、一般の方でも、
 まだ少数ではあるが、このアシンメトリーの髪型を見ることができるようになった。

 アナログ期の代表的な髪型といえば、ふっくらとした高さのある髪型であり、この
 髪型はアナログ期の黎明期からみることができた。

 いまや多色同様、多くの方が髪の毛にふっくらとしたボリュームを持たせている。
 既に流行の最先端とは言えない。
 が、スタンダードなものとして、アナログ期を通して続くものと思われる。

 そこに、このアシンメトリーは目立つ。かなりファッションセンスがよく、且つ
 それを許される仕事の方でないと実際には難しいかもしれない。

 片側は、ストレートなヘアーで、反対側はドレッドのような、かなり目立つ髪形も
 見ることが出来る。

 当然、脳が事象を認識するに当たり、この髪型は複雑さが増す。
 そして、ストレートヘアーの部分は、アナログ的というよりもハード期の要素が
 デザインに現れるかのように直線的である。

 今年は、アナログ・ソフト期にあたっているのだが、風は次第にハードの香りを
 含むようになってきている。

 先ほどの髪型は、アナログ・ハード期の先取りのような髪型である。

 また、ファッションでもサロペットの流行がみられ、肩紐を片方
 はずすなどアシンメトリーを楽しんでいる人も見ることが出来る。

 そのような観点から街行く人を観察していると、髪型までは難しくても
 ファッションなどで、意図的にアシンメトリーを形成している人が多くなった。

 もうすぐソフト期からハード期へと転換するが、この時代の変わり目は
 色々なものが散見できる。
 まさに百花繚乱ともいえる。

 その中でも、どの部分が長軸索を刺激し、どの部分が短軸索を刺激しているのか
 知識として知っているだけでもアドバンテージを持つことができる。

 今期のアナログ期、大胆なアシンメトリーに挑戦したのは、日産キューブである
 と思う。このキューブは女性がデザインを担当したと聞く。

 キューブは商品サイクルが短くなったといわれる現代において、対象セグメントの
 ユーザーには長い間支持されていた。

 長軸索を働かせやすい女性を起用した企業にもエールを送りたい。

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  2008/08/05「第16号 〜ジブリ映画の軌跡〜」

 ジブリの軌跡は「風の谷のナウシカ」から始まったといってよいだろう。
 1984年のまさにデジタルピーク時に公開された映画である、実は
 スタジオジブリの作品ではないのだが、ここではこの「風の谷のナウシカ」から
 読み解いてみる。

 ジブリ作品の興業成績順に並べてみると以下のようになる。


 順位   題名     公開年度
  1 千と千尋の神隠し      2001年
  2 ハウルの動く城       2004年
  3 もののけ姫         1997年
  4 ゲド戦記          2006年
  5 猫の恩返し         2002年
  6 紅の豚           1992年
  7 平成狸合戦ぽんぽこ     1994年
  8 魔女の宅急便        1989年
  9 おもひでぽろぽろ      1991年
 10 耳をすませば        1995年
 11 ホーホケキョとなりの山田君 1999年
 12 風の谷のナウシカ      1984年
 13 となりのトトロ       1988年
 14 天空の城ラピュタ      1086年  

 映画の興行成績では、上位5作品は「もののけ姫」を除いてはすべて1999年の
 アナログ期転換期以降の作品であることにお気づきだろうか。
 またもののけ姫の1997年もデジタル末期であり、歌やファッションなどにも
 既にアナログ要素が強く出ている年であることを補足しておく。

 映画の興行成績という観点からは、大衆に強く影響したのは、アナログ期以降
 であるということが理解できる。

 では、根強い人気の「となりのトトロ」や「風の谷のナウシカ」をどのように解釈
 すればよいか説明しよう。

 宮崎駿監督の実力をみせつけた、「風の谷ナウシカ」はソフト期転換点直前である。
 ソフト期というのは長軸索が担う時代でもある。そして、立ち上がりの時期には
 その影響力は強く出る。
 そこに敏感に反応したのが、アナログ度の高い若者達であったと推測できる。
 その後、そこに反応した人たちが根強いコアのファンを形成したと見てよいだろう。

 「となりのトトロ」も同様である。

 これらの人たちが支え、1997年のアナログ期転換点直前の「もののけ姫」
 の大ヒットにつながり、時代の風に乗ったジブリの作品はそれ以降高い興行収入
 を出す結果となっている。
 
 「千と千尋の神隠し」は、映画の興行成績で、現在の所、いまだに一位である。
 あの「タイタニック」の大記録を抜いての一位獲得後、いまだにその記録は
 やぶられていない。

 これも時代がアナログ期ならではの好事例である。

 そして、その作品の中でもアナログ度の高い「となりのトトロ」は、
 興行成績はいまひとつであったが、ジブリのショップを見ると理解できるが
 トトロや猫バスなどのぬいぐるみは人気をはくしている。
 このショップが巷に散見できるようになったのも、アナログ期に転換してからの
 事象である。

 曲線・ふかふかの手触り・なんとも言えぬかわいらしさ、これがアナログ気分を
 刺激し古い作品であるにも関わらず古さを感じさせる事なく
 未だに高い人気を保っている理由である。

 言い方を変えれば、宮崎駿の感性に大衆の感性が追いついたということである。

 補足として日経BPコンサルティングの「ブランド・ジャパン」のコンシューマー
 市場調査では「共感するブランド」部門で、2002年から5年連続、
 第一位である。

 まとめると、ジブリはデジタル期から活躍しているように見えるが、実際に
 大ブレイクを果たしたのは、アナログ期に入ってからのことである。

 そのきっかけとなったのは、アナログ期の基本要素である長軸索リンクが活性化
 をはじめた1985年の「風の谷のナウシカ」である。

 非常に長いスパンになるが、ヒット商品がうまれる過程と同じ過程をとり
 感性トレンドの軸にそってブレイクしているのが理解できる。

 これが、感性トレンドの視点からみた一連のジブリ作品の軌跡と成功要因である。

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 2008/07/29「第15号 〜崖の上のポニョ〜」

 この号が、皆様のお手元に届く頃には、はっきりとヒット・社会現象となって
 いると思われる。(この原稿は、7月23日に書いています。)
 
 宮崎駿監督が、「ハウルの城」から4年越しの自らが監督したジブリ作品。
 原作・脚本・監督、全て自らがこなすのは、「千と千尋の神隠し」いらいだ。

 7月19日公開で、その興行成績は、オリコン調べでは、一位を獲得。

 主題歌は、昨年の12月5日にCD販売されている。
 週間ランキングで、6位であったものが、21日付けのデイリーランキングでは
 一位になっている。(オリコン調べ)


 子供むけ。夏休み映画。公開直後だから、当たり前なのではないか?
 今のところは、そのようにも分析できる。

 感性アナリストとして、気になるのは、大人が、このポ〜ニョポニョ、
 さかなの子とくちずさんでいる点である。

 仲間同士では、楽しげに歌っている。まだ、覚えきれていないので、
 そこ間違っている!と突っ込みあいながら、楽しんでいる。

 口ずさむ事自体が楽しいのだ。

 そして、一人でいるときでも、頭の中でエンドレスで、この曲がめぐっている人が
 多いのが、数多くのブログから伺える。

 http://jp.youtube.com/watch?v=KdftF6mVXFA
 (リンクが切れている場合はお手数ですが、ユウチューブ・がけの上のポニョで
  検索願います。)

 ついつい、無意識のうちに口ずさんでしまう。これこそ、思考の結果の行動でなく
 感性の領域で心地よしと判断した結果である。

 では、なぜ、この曲が潜在的に心地よく響くのか解読しよう。

 先ずは、語感も相当強く効いている。語感に関しては、ご紹介メルマガを参照
 してください。感性トレンドとの相関に関して言及すればアナログによっている
 とだけ言及しておこう。
 (言葉のデジタル・アナログに関しては、
  デジアナコンパスを参考にしてください。)

http://da-compass.com/
 
 

 さて、感性トレンドから見たこの現象。

 先ずは、聞くとわかるのだが、微妙に音をはずしている。この音のはずし具合が
 意外性を刺激している。
 お笑いブームと同じ現象である。
 デジタル期には、まっすぐくると思ったら、まっすぐこないと心地よくない。
 アナログ期には、この想定外の出来事が心地よいのである。

 そして、シンプルなピアノの伴奏。今年のキーワードは本質・本格・伝統をあげて
 いるが、簡単にいうと虚飾がはがれ、本質が心地よいと感じられる年である。
 つまり、シンプルなピアノ伴奏に、かかとを上げたり下げたりしてリズムをとり
 基本的には直立不動である。ふりつけはあるものの非常にシンプルである。

 直立不動で歌うというと、東海林太郎さんを思い出す。


東海林太郎
 

 
 簡単にいうと飾りがとれるということである。

 この夏、シンプルなAラインのワンピースが流行している。
 これも同様のことである。
 飾りがとれて、基本=本質ということの現れである。

 つまり、

 ■意外性

 ■本質

 この二点が、感性トレンドのキーワードに当てはまっているのだ。

 この点を脳の潜在域が心地良しと判断し、無意識に口ずさんでしまうのである。

 これと同じような現象が過去にも存在する。

 だんご三兄弟
 およげたいやき君
 黒猫のタンゴ

 などである。

 だんご三兄弟は、1999年3月に発売され、年間ヒットチャート一位を
 記録している。アナログ期に転換した年に同様の現象がおこっている。
 このだんご三兄弟も、無意識にだんごだんごという人が多かった。
 
 黒猫のタンゴは、1969年前期のアナログ期末期に起こった現象だ。
 アナログ期には、アナログ度の高い子供向けのものが、大人にも
 響く傾向が強くなる。

 およげたいやき君は、1975年のデジタル期黎明期に大ヒットした。
 しかし、その歌詞は、ある日海に逃げ込んだのさ、という旅立ちの
 デジタル期の歌詞であることを忘れてはならない。

 きっと、この号が皆様のお手元に届く頃には、もっと顕著になって
 ぽにょぽにょと言っている人たちが多くなっているに違いない。

 ぽにょぽにょ星人は、感性の高い人であるとつけくわえておこう。

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 2008/07/22「第14号 〜売れているネクタイ〜」

 今回は、統計や雑誌・新聞などのデータベースからのヒット商品でなく、
 私が気になっていたものを、ヒアリングで確認したものを記事にしよう。

 題材は、ネクタイ。

 ヒアリング場所は、銀座の松屋の各ショップである。

 最近、気になっていたものに、細身のネクタイがあった。テレビなどで、
 芸能人の方が最近身に付け始めているからである。
 どれだけ売れているかデータがなかったので、直接ヒアリングを
 することにした。

 ネクタイ売り場に行けば、様々なネクタイが並んでいる。
 細身のネクタイもしっかりと、並んでいる。

 この細身のネクタイは大きく二種類に分けることが出来る。

 一つは、剣先のある細身のネクタイである。こちらのベースカラーは黒。
 そこにアクセントとして、小粒の石が入っていたり、細い白のストライプ
 が入っていたりする。

 この小粒の石はラインストーンの流行と相関があり、アナログ期の特徴である。
 白のアクセントはモノトーンでデジタル期の要素になるのだが、ハード期には
 このデジタル的な要素が顔を出してくる。

 もう一つは、ニットで剣先がなくスクエアーなタイプである。

 どちらもハード期のデザインへの表出現象である。

 モノトーンは、デジタル期=短軸索活性期に見られる特徴である。
 また、剣先がなく、スクエアーなものもデジタル期のものである。

 この一見デジタル期のようなデザインがアナログ期にはハード期の表出として
 顔を出してくる。

 さて、どのくらい売れているか?

 ショップの店員さんに聞いたところ、かなりの数が売れていて、売れ線は
 すでに売り切れとのことであった。

 どのような方が購入するのか聞いてみたところ、クールビズにあわせて
 ルーズな結び方でアクセントにするとの話である。

 それが許される自由な社風の会社の方か、固いスーツ姿でなくても許される
 仕事をされている方であろう。

 デジタルピーク時にニットのスクエアーなタイを見る事ができたが、
 こちらは、現在のニットタイよりも、網目が細かく、幅広であった。

 表面の凹凸が少なく平坦で横広がりが同じニットのスクエアタイが
 デジタル期のものである。

 今期のアナログ期においては、網目が大きく、より細身になっている。
 
 こちらのニットタイの売れているカラーは濃いワインレッドと茶系である。
 紺・黒はあまり売れていないとのことである。

 赤系はアナログ期を通してキーになるカラーである。
 これは、おそらく長い波長と関係しているものとおもわれる。

 また、ペーズリーの復活がある。

 こちらもデジタル期のペーズリーとは違い、柄が大きめである。
 個の主張が強くなるアナログ期の特徴である。

 デジタル期にペーズリー柄が流行した時は、もっと柄が
 細かいものであった。

 ペーズリーの曲線は、アナログ期のものであるが、デジタル期でも
 ソフト期の要素がデザインに出るときにこのような出方をする。

 こちらのペーズリー柄の売れ筋のベースカラーもワインレッドであった。

 今回の現象は、読み解くのはかなり難しい上級者編ともいえる。

 ベースにあるのは、アナログ期の長軸索活性状態である。そこに、まもなく
 やってくるハード期の短軸索活性傾向のプレ現象であるからだ。

 これらの流行は残念ながら長くは続かない。ここ半年くらいの現象であろう。
 
 そして、社会的に認知されるのは、新東京タワーが完成する頃である。
 それ以降、本格的に細身のタイもビジネスシーンでも徐々に
 認められてくるはずである。

 その変化は徐々にだが、気がついたら、結び目の大きなネクタイが恥ずかしく
 なっている時代へと変化していくのは間違いないだろう。

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 2008/07/15「第13号 〜国内旅行〜」

 6月23日付けの日経MJ新聞の女性真理学で、女性国内旅行者の数が増加
 しているとの記事がある。

 記事によると、20代〜30代の女性の国内旅行者の数が特に増加している
 とのこと。

 出国率は、2006年の総務省「出入国管理統計では、20代、30代の女性
 では、対前年比で−5%。1996年との対比では、−6.6%とのことである。

 一方、国内旅行者の推移は、JTBの2008年の見通しでは、対前年比で
 +5%で推移するとの見通しをたてているそうだ。

 その背景として、原油価格の高騰などの社会的な要因と若い世代にとっての
 海外旅行は子供の頃から経験があるのでステータス性が薄いということと
 30代後半の女性は、海外旅行に行きつくし、改めて国内に目が向いている
 と分析されている。

 そして、国内でも人気のあるスポットは、出雲大社・伊勢神宮などの
 スピリチュアルスポットや屋久島などの世界遺産などであるとしている。

 国内旅行会社も国内旅行の個人型ツアーの展開があり、JTBでは、
 「私のうるおい時間」、JR東日本では「のんびり小町」が人気で、新幹線の
 グリーン車往復の女性限定ツアーが人気なのだそうだ。

 実際に、厳しい経済事情などが背景にあるのは事実であろう。
 しかし、1996年といえば、バブル崩壊後の厳しい現実があったにも関わらず
 海外旅行の人気はあったと逆に読むこともできる。

 また、昨年度と今年度のボーナスに関しては、大手企業の業績給は、高いことが
 発表されているので、厳しい経済事情を要因にするには早計なのでは・・・・

 では、これを感性トレンドのフィルターを通して解読してみよう。

 先ず、1996年であるが、これは、先のデジタル時代の最終タームにあたる。

 デジタル期は水平展開がキーワードの一つだが、他にもグローバルのキーワードが
 ある。
 つまり、デジタル期には、海外旅行者は増える傾向にあるのだ。

 そして、現在の出雲大社や伊勢神宮などへの旅行。

 これは、アナログ時代の第二期にあたる現在、去年は気品・今年は、本質・本格的・
 伝統的を年頭にキーワードにあげている。

 出雲大社も伊勢神宮も伝統・本格があてはまる。

 そして、スピリチュアルブームも高いものへ関心が向くアナログ期の過程の中の
 ものである。

 実際に富士山の登山者の数もこの二年間で増加している。

 (富士山に関しての登山者の正確な数は、登山道がたくさんあり、
 赤外線による八合目のセンサーが設置されるまで正確な登山者数が
 把握できていない為、赤外線センサーの設置以降のデータによる)

 そして、グリーン車を使った旅行会社の戦略も感性トレンドに見事に乗っている。
 
 プチセレブ感を刺激するのである。

 「高い」がアナログ期のキーワードの一つであるのだが、ちょっと贅沢な
 買い物は、自分を高めた気分にさせてくれる。

 これが、感性トレンドのフィルターを通した女性国内旅行者増加の要因である。

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 2008/07/08「第12号 〜プーペガール〜」

 6月11日付け日経MJ新聞、7面のアイコンの欄に、「日本のファッション、
 世界が注目」の見出しで取上げられている。

 プーペガールとは、SNSの一つで、会員数は11万人。
 その二割強は外国人が会員であるとのこと。

 プーペガール
 ↓

http://pupe.ameba.jp/
 
 会員層を特化したSNSは今や特別な手法とはいえないが、日本発のSNSで
 これだけの外国人会員を持つSNSは、あまりないのではないだろうか?

 今号では、この現象を感性の領域から紐解いてみよう。

 このSNSでは、会員が持つ服などを撮影し投稿すると、自身のアバターを
 着かざせる事ができるのが特徴である。
 紙面では、日本の女性ファッションの今がわかる点が受けているとしている。

 では、なぜ日本の女性のファッションの今が世界の女性たちから、
 注目されているのか?

 ファションだけでなく、「かわいい」という言葉も今や世界語になりつつある。
 
 また、日本のアニメは世界で放映され、日本のアニメはハリウッドからも版権が
 買われている。つまりハリウッド映画化されるということである。

 コスプレ現象も世界に伝播し、秋葉原は世界のコスプレイヤーの
 聖地になっている。

 これは、現在が感性トレンドのアナログブレイク期であるからである。

 日本人が使用する言語、日本語は母音を多用する。母音とは、単独でずっと
 音にして出す事ができる。

 あ〜〜〜〜とは言えるが、子音のK音だけを連続して声にするのは不可能だ。

 母音はアナログ、子音はデジタルなのである。

 つまり、アナログの母音を多用する言語は長軸索リンクを活性化
 しているのである。

 世界の中でも日本人はアナログ度が高い民族とも言える。

 時代がアナログ期にあり、アナログ度の高い国の文化の影響力が
 高くなっているということである。

 それが、世界の女性の「かわいい」の流行や、日本の女性のファッションの今
 を知る事のできるプーペガールの感性トレンドから見た成功要因なのである

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 2008/07/01「第11号 〜小悪魔ageha〜」

  日経産業新聞6月19日のヒット案内人に、「小悪魔ageha」が紹介されている。
 紙面では、以下のように紹介されている。

 インフォレスト株式会社発刊の女性ファッション誌。
 女性10代後半〜20代前半のギャルが読者層。
 2005年に姉妹誌の別冊号として5万部でスタート。
 反響が高く2006年に20万部で月刊誌として創刊。
 現在、30万部まで部数を伸ばしている。

 特徴は、

 モデルは全員が読者。
 選考基準は何か飛びぬけた部分を持つ人。
 紙面に紹介するのは読者モデルのお気に入りの私物が中心。
 
 講談社の「VIVI」が40万部の発行部数に対し、30万部の発行部数。
 雑誌平均の4割の返本率が、同誌では2割と、その売れ行きを裏付けている。

 編集長は、20代で、この雑誌を創刊した。
 ポリシーは、自分が読みたいと思う雑誌を創りたかった。編集部や読者モデル
 が本当に良いと思うものしか紹介しない。

 編集会議で、よく口にするのは、「机の上の企画書はいらない。街に出て、女性の
 服装、髪型、つめをよく観察して欲しい。」とのこと。

 社風は自由度が高いとのことである。

 日経産業新聞の紙面では、この雑誌の成功要因を大手が見逃していた領域に自由に
 切り込んだことと、編集長の読者目線へのこだわりと結んでいる。

 インフォレスト株式会社
 ↓
 http://www.infor.co.jp/corporate/esp.php?_page=_index


 小悪魔ageha
 ↓
 http://www.infor.co.jp/publications/esp.php?_page2=detail&_itemCd=78

 さて、この現象を一般的なビジネスの成功要因分析をすると

 ・顧客セグメントをギャルに特化した事
 ・自由度の高い社風が発想を豊かにした事
 ・SNSのコミュニティーの盛り上がりを雑誌で展開した事
  (誰もが読者モデルになる可能性があり、主役になれる。
   そして同じ嗜好を持つものが情報交換をすることができるという点)

 などが要因として上げられるだろう。

 上記の成功要因は、全く持ってそのとおりである。ここに異論はない。

 これを感性トレンドのフィルターをかけて分析してみよう。

 先ず、発売時期に着目する。2006年はグラマラスピーク期であり、
 この年のキーワードの一つに小悪魔があった。

 HPで紹介されている表紙のロゴは、デコ電のラインストーンを連想させる。
 そして、「夜職の浴衣デーは、お姫様か花魁が人気」のキャッチが目を惹く。

 ピンク基調で、ハート型などのかわいい絵柄が目を惹く。

 そして現在では、この小悪魔は小さくなっていて、agehaのロゴが
 大きくきらびやかに表紙を飾っている。

 ・時代(感性トレンド)に合ったネーミング
 ・紙であるが、立体感=デコラティブを想起させるロゴ
  (脳の中では、ラインストーンが想起され、同様の複雑認識がされている)
 ・お姫様・花魁は、今年のキーワードでもある、本質・本格的・伝統的と一致
 
 さらに、読者モデルしか登場しないということは、非常に身近な存在が、登場し、
 その人のお気に入りが見ることができるということは、親しい仲間が私だけの
 特別な情報を共有できるという疑似体験をしている事になる。

 つまり

 ・自分だけの特別
 ・共感

 この要素をも満足させているのである。

 先ず、時代に合ったネーミングと表紙のデザインで手にとってもらうことができ、
 中身を読んで自分だけの特別をみせてもらったという共感が非常に効果的であった
 と分析する。

 また、冒頭で紹介した編集長の言葉

 「机の上の企画書はいらない。街に出て、女性の服装、髪型、
 つめをよく観察して欲しい。」

 これは、時代の風を肌で感じなさいということであろう。

 これと同じ趣旨の発言を大手の某化粧品会社の会長が発したことがあるそうだ。

 編集長は、自由度の高い社風の中で、自らの感性を活かし、時代の風に
 上手く乗り、その時代の風を感じる事を大切にしている。

 また、トップの方も、しっかりと戦略を練った上で、感性を生かす経営をされて
 いるのが、垣間見ることができる。

 つまり、戦略と感性の両軸を最大限にいかした結果の産物であると考える。

 この会社が今後、どのように発展していくのか非常に興味がある。

 戦略により成功角度を高め、更に感性の領域で顧客の心をしっかりとつかむ。
 このハイブリッド型の発信が出来た会社が強いと私は確信する。

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 2008/06/24「〜飲料・フードに【体感型】の波〜」

 日経MJ紙、6月11日の紙面に、ふるふる・シャカシャカ・FULUFULU
  のサブタイトルで、体感型の波が飲料・フードで流行中と紹介されている。

 このメルマガの第8号で、お伝えしたマジクエストと根源的に同じ要素を潜在脳が
  心地よく感じていることがよくわかる事例である。

 「座・和民のFULU★FULUシェイク」
  「マクドナルド・シャカシャカチキン」
  「コカコーラ・ふるふるシェイカー」
  「ポッカ・泡だちカプチーノ・ふってふんわり宇治抹茶ラテ」
 
  特に、飲料の市場競争は非常に激しいもので、年間に千品の新商品が上市されるが、
  生き残るのは、わずかに十品程度で、1%しか生き残れないとのことである。

 その中で、これらの振る商品がヒットしているのは、
  ・意外感の提供
  ・個性的な商品
  ・楽しさ
  であると結ばれている。

 意外感の提供・個性的な商品・楽しさ 
  どれも感性トレンドの視点からも的を得ている。
  アナログ期のブレイク期に入り、今年で既に三年目である。
  そろそろ既存のマーケティング手法でも、感性トレンドを用いた商品開発と
  同等の開発が出来る時代とも言える。

 只、楽しさの提供といっても、なぜ楽しいのか?の理由までは言及されていない。
 
  これを、感性トレンドの視点から解読してみよう。

 アナログ期には、手間隙をかける・時間をかける・紆余曲折・寄り道すること・
  意外性・自分だけのオリジナルなどへの好感度が上がる。
  これは、長軸索活性期にあるアナログ期には、女性的な要素が反映される時代でも
  あるからである。
 
  それに対し、デジタル期には、只一つの解答やスピード感・競争・最短の結果など
  の好感度があがる。
  これらは男性的な要素である。

 すぐに目的のものを口にするのでなく、その口にするという結果の前の過程段階に、
  「振る」という行為をすることが、手間隙をかける・時間をかける・寄り道をする、
  メルマガ第8号でお伝えした、バーチャルでなくリアルの体感が含まれている。

 つまり、これらのアナログ期に好感度があがる要素を体感することが、
  楽しいのである。

 感性トレンドのキーワードは、様々な商材に横串を通しても充分に通用する。
  すなわち、様々な商材に共通項を見ることができる。

 読者様の商材に、これらのキーワードを当てはめてみては、いかがでしょう。

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 2008/06/17 「〜アウトレットモール〜」

 5月26日、日経MJ新聞の品田秀雄氏のヒットの現象学にて
  アウトレットモールの人気について言及されていた。

 御殿場のアウトレットモールは2000年に開業されている。
  つまりアナログ期に入ってからのことである。
  2000年には16だった施設数が2007年には30を越えたとのことである。

 そして、売り上げ総額も約千百億円から約四千億になったと推計されている
  とのことである。

 これは、感性トレンドのアナログ期のブレイクに歩調を合わせていると
  見てよいだろう。

 初期のアウトレットモールは、その名のとおり、アウトレット商品を破格の
  値段で購入できる場所であった。

 しかし現在は、その姿を変え、セレクトショップが人気であるとのことである。

 そして、買い物自体が目的でなく、来場自体を楽しむ人も多いのだそうだ。

 さて、感性トレンドの視点から、この現象を解読してみよう。

 先ずは、たくさんのショップがあるアウトレットモール。
  百貨店のように、どこになにがあるのか明確でない。そして、セレクトショップ
  が人気という事は、そのセレクトショップの品揃えを確認しないと判断が
  できない。

 つまり、紆余曲折と出会いである。また、家族団らんの時間で散歩をしながら
  様々な商品を見ながら楽しみ、これはというものを発見する購買の仕方である。

 百貨店の男性スペースのセオリーは、どこに何があるか明確な商品陳列。
  目的達成型のデジタル要素が強い。

 それに対し、女性スペースでは、男性よりも導線が複雑になっている。

 アナログ傾向が強まるアナログ期には、このどこになにがあるかわからない
  過程と出会いが心地よく感じるのである。

 同様の現象は、ドン・キホーテの急激な成長の成功要因にも見ることが出来る。

 スーパーマーケットはデジタル期に伸びた。
  それ以前は、商店の集まりである商店街や小売の店が集まった市場が存在した。

 形態は違うが、本質的には前期のアナログ期の買い場に近い要素を持っている
  のではないだろうか。

 

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 2008/06/10 「〜マジクエスト〜」

 愛知県の蒲郡市にあるラグーナに3月20日にオープンした、マジクエスト
  が大好評と、5月30日付けの日経MJ新聞に掲載されていた。

 一日に1500〜1600人が適正人数であるにも関わらず、GWには、
  入場二時間待ちという盛況ぶりだったそうだ。

 また、1万9000円の年間パスポートの販売が対前年比で倍増とのことである。

 マジクエストとは、簡単にお伝えすれば、ロールプレイングゲームの
  実体験版である。

 1回40分のゲーム時間では、当然クリアできない。ワンズと呼ばれる
  魔法の杖を初回時に購入し、その中にある通信機能を介し、リプレイができる
  仕組みになっている。つまり、クリアするまでは、リピーターとなる仕掛け
  がされている。

 この魔法の杖を使い、アイテムをゲットしたり、経験値を上げていき、ゲームを
  クリアするというロールプレイングゲームの要素を実体験できるアトラクション
  という事である。

 他のテーマパークも導入準備を進めているとのことである。

 さて、この実体験のロールプレイングゲームを感性トレンドの視点から解読
  してみよう。

 ロールプレイングゲームには、紆余曲折などアナログ期にのキーワードが
  もともとあるのだが、このアナログ期にヒットする大きな要因は実体験である。

 同じ要因でヒットしているのが、WIIである。WII FITも大ヒット
  している。

 共通項は実体験=リアリティーである。デジタル期は、バーチャルになる。
  デジタル期は、画面の中だけでのゲームでよかったのである。

 子供はアナログ傾向が強い。子供は何でもやってみたがる。この部分である。

 ゲームの歴代のヒットを少し遡ってみよう。

 先のアナログ期のヒット商品は、

 1948年のフリスビー。
  1957年のフラフープ。
  1966年のツイスターゲーム。

 実際に体を動かすゲームである。

 これが、デジタル期に転じると、バーチャルになる。この当時はTVゲームが
  なかったので盤ゲームが主役となる。

 先のデジタル期のヒット商品は、

 デジタル期に転換する直前1968年の人生ゲーム。
  ちなみに、このゲームの原型は、数期前のデジタル期1860年である。

 そして、野球盤。これが、ブレイクしたのが1971年。
  発売開始は、1958年のアナログ期であるが、ヒットしたのは、
  デジタル期に入ってからなのである。

 そして、社会現象ともなった、インベーダーゲームが1978年である。
  デジタル期らしく、シューティングゲームで点数を競うものであった。

 これが、ソフト期以降になるとスーパーマリオブラザーズのように、
  物語性が加わってくる。そして、ロールプレイングゲームへと変遷する。

 しかし、あくまでもバーチャルである。

 これが、アナログ期ピークには、体験型のロールプレイングへと変貌した。

 子供だけでなく、大人も、はまっているこの現象。

 あなたなら、どのように解読しますでしょうか?

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 2008/06/03 「〜クロックス携帯ケース〜」

 クロックスの携帯ケースが、やっと手に入ったと知人が教えてくれた。
  なにやら流行の予感。

 早速リサーチをしてみたところ、楽天ランキングでも一位になっていた
  ことがある。
  現在は入荷が進み品薄状態は解消されているようだ。

 この夏、どれくらいこの商品を使っている人たちを見ることができるのか
  非常に興味深い。

 クロックスの携帯ケースはこちら。
  ↓
  http://store.crocs.co.jp/Form/Product/ProductDetail.
  aspx?shop=0 &cat=201&swrd=&pid=3600001&vid=o-dial
  (注:バックナンバーの時点ではリンク切れになっている可能性もある)

 クロックスといえば、カラフルな色で穴が空いてるサンダルというのは
  ご存知の方も多いのではないだろうか?

 名前は知らなくても、見たことがある人は多いはず。

 クロックスのHPは、こちら。
  ↓
  http://www.crocs.co.jp/

 クロックスの携帯ケース流行は、クロックスの流行があって
  成立するものであろう。

 クロックスが、いかに急激に成長したかを先ず述べてみよう。

 2002月7月に創業。
  2004年12月に会社設立。
  2005年7月に日本支社設立。
  2006年2月にナスダック上場。

 クロックスの歴史はこちら。
  ↓
  http://www.crocs.co.jp/aboutus.html

 会社となってから、わずか一年二ヶ月でナスダック上場を果たした。
  そして、日本でもあっという間に広まった。

 この商品は、人間工学に基づいた理想的な靴であり、機能性も充分に
  備わっている。その点もしっかりと訴求されている。
  また、これだけの急激な成長をするのだから、経営戦略もぬかりの
  ないものであろう。

 しかし、それだけで果たしてこれだけの急激な成長を納める事が
  可能なのだろうか?

 ここからが、感性トレンドでの分析である。

 クロックスの成功要因の感性トレンドのキーワードとの一致は、
  多色・丸さ・曲面・ジビッツによるオリジナル化=自分だけの特別である。
  アナログ期に、脳の潜在域に心地よく響くキーワードがそのままこの商品に
  当てはまる。

 ジビッツとは、クロックスの穴の空いた部分に、ビーズやキャラクターなど
  はめ込むパーツの事である。
  これは、前号のデコリーナと同様の現象である。
  自分だけの特別感を満足させると供に、見た目の複雑性も上がる。
 

 公式HPには、使用者の声欄が設けてある。それを読むとわかるのだが、
  機能性で購入したというよりも、デザインをかわいいと感じ購入し、
  思ったよりも軽く、使い安い事で更に満足度があがっていることが読める。

 このかわいいと感じる部分が感性の領域である。
 
  つまり、この商品は、感性トレンド的に大衆の心を上手くつかんだ
  商品であるといえよう。
  そして、理性の部分でも納得できる為、相乗効果があり、
  急激な成長をとげたと分析する。

 そこに携帯ケースの投入である。デザインは最も人気の高いクロックスを
  そのまま小さくしたデザインだ。
  クロックスフリークは、可愛いと感じるだろう。

 商品展開も豊富になり、認知度も高くなったクロックス。
  やがてくる時代の変わり目の打ち手に注目したい。

 

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 2008/05/27   「〜デコラー〜」

 デコリーナともデコリニストとも呼ばれる人たちの存在を皆様もきっと
  ご覧になたことがあると思いう。

 携帯電話や名刺入れなど様々なものにラインストーンでデコレーションを
  楽しむ人たちのことである。

 昨年、デコリーナ・デコ男くんというコラムをブログにて書かせて頂いた。
  http://analystkansei.blog73.fc2.com/blog-entry-14.html

 その現象がアナログピークに向って、更に拡大し、そのビジネスも大きな
  成功を収めている。

 デコレーション現象のルーツは、携帯にシールを貼る所まで遡り、これは、
  アナログ期に転換した直後の2000年頃まで遡る。
  詳細は、ブログをお読みいただければと思う。

 さて、この一年間で、どこまでアナログ要素が高まったかを今回はお伝え
  しようと思う。

 ブログでは気品の表れとしてスワロフスキーのラインストーンを使用するように
  なった。というところまでの解説であった。

 変化は、先ずは、デコレーションする対象品がより多くのものに波及している。
  持ち物全てといっても過言ではない。
  また、洋服にも波及している。
 
  そして、より高さが強調されるようになった。携帯の厚さよりもデコの部分
  の方が高い物まで現在はある。
  高さはアナログ期のキーワードの一つである。

 また、大きな石がポイントとして採用されるようになっている。
  アナログ期のアクセサリー類の大型化と同一傾向が現れている。
  これによって、より複雑さが増し、個の存在が主張される。
  ここでいう個とは、大きな石のことである。

 もちろん、ネイルとの相関性も充分に見ることができる。

 さらに、自分でデコレーションを楽しむ人が急増し、自分だけのオリジナルを
  更に満たしている。
  この、時間をかけて物を創りあげていく行為はアナログ気分を充分に
  満たすものである。

 たった一年間の間にこれだけの、デコレーションを楽しむ人が増えた。

 また、洋服へのデコレーションは、前期のアナログ期にも見ることができる。
  カーデガンなどにビーズでアクセントがあしらわれていたものが流行していた。

 また、マリリンモンローが、ケネディー大統領の誕生日にハッピーバースデー
  を歌った有名なシーンがあるが、これもスワロフスキーのビーズをあしらった
  ドレスであった。

 大手メーカも、この現象に目をつけ、ラップトップのパソコンの天板に
  デコレーションをあしらった商品の開発を行っている。

 また、携帯電話のメーカーもパネルを変更可能な商品に、デコレーションの
  パネルをラインナップする企画が進んでいる。

 ここまできたら、もう大きな社会現象であると認めざるを得ないのでは
  ないだろうか?

 最初は、一部の女子高生などから始まったこの現象。当時の大人は、見向きも
  しなかったはずである。

 戦略から産まれる流行も確かに存在する。しかし、感性の領域が関与する
  流行は、戦略とは別のところで、最初は小さく、そして大きな社会現象へと
  その姿を変化させていく。

 この傾向が今後、どのような展開になり、どのようなビジネスに結びつくのか
  要チェックである。

 

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 2008/05/20   「〜クイズ番組〜」

 2008年5月12日 日経産業新聞にて、クイズ番組 乱戦模様という
  見出しで記事が書かれている。
  在京キー局 週30本とのこと。
  その中でも、クイズ!ヘキサゴン2は、今年に入ってからの平均視聴率は
  19.3%の高いポイントをマークしているとのことである。
  2008年4月28日〜同5月4日までの視聴率ランキングでも、総合で
  第三位、20.7%の高視聴率という結果であった。(ビデオリサーチ調べ)
  また、この番組の中からユニットが誕生し、CDデビューを果たすという、
  もはや社会現象とも言える出来事が起こっている。

 クイズ番組は、ラジオの開局時、テレビの開局時にまで、そのルーツを
  遡ることができる。
  しかし、これだけの多くのクイズ番組が、現在、乱戦しているのは、
  感性トレンドと無関係ではない。

 今号では、この現象を紐解いてみよう。

 現在、アナログ期のブレイク期、ロイヤル(気品)の時代である。
  この現象に当てはまるキーワードは、高さ・人間性・意外性である。

 高さは物理的な高さにも当てはまるが精神性の高さにも当てはまる。
  クイズ番組が流行るのは、知識欲の向上=自分を高める、である。
  実際に習い事が多義に渡り、自分を高める事をしている人は多い。

 この部分で他の現象に目を転じてみると、DSの脳トレなどがあてはまる。
  また、前期アナログ期に売れた「頭の体操」が2001年に復活している。

 ヘキサゴン2の最大のヒット要因は、おばかキャラである。
  おばかキャラの予想できない解答が心地よく潜在脳に響く。
  これが、意外性である。
  この意外性は、他のクイズ番組では、有名な教授や知識人がクイズに参加し、
  予想外の珍解答を答える番組のヒット要因でもある。

 そして、このおばかキャラは、アイドルであったり、ヒーローを演じた
  役者であったり、モデルであったりする。
  これまで遠い存在であった人たちが、身近に感じる事ができる。
  つまり身近な人間性を感じているのである。

 日経産業新聞紙上では、TVのゴールデンタイムの視聴者層がF2層が多い
  のも理由であるとしている。(F2層とは、35歳〜49歳の女性のこと)

 女性は、男性に比べアナログ度が高い事が多い。ましてや、ビジネスを終え
  自宅でのTV視聴時には、アナログ度が高くなる時間でもある。

 しかし、現在、流行しているクイズ番組の出自が深夜枠であったものが多い。
  深夜にテレビを見る人は、若者、その時間帯にしかTVを見ることができない
  人であろう。女性だけとは限らない。

 TV番組を作成する際のパイロット枠でもある。この時間に支持された番組が
  ゴールデンタイムへと昇格するのである。

 流行に敏感な人が、感性(=脳の潜在域での判断)の元に、深夜枠での
  視聴率をつくっているといえよう。

 ヒット商品を模索している人はTVの深夜枠をチェックするのも有効な
  定点観測の一つとしてもいいのかもしれない。

 クイズ番組はブームがあるといわれている。先のブームはデジタル時代に
  あった。代表はアメリカ横断ウルトラクイズであろう。

 アメリカ横断ウルトラクイズには、デジタル期のキーワードが当てはまる。
  サバイバル・競争・冒険である。予選を勝ち抜き、アメリカに目指し、
  負けたら即刻強制帰国のサバイバル要素に、ゴールが明確で皆がそこに目指し、
  たった一人の勝者が決まる、というデジタル期のキーワードが
  そのまま当てはまる。

 他にも有名なクイズ番組はあるが、皆、競争というキーワードが当てはまる。

 現在のヘキサゴン2のアナログ要素とは、全く違うという事がよく理解できる。

 感性トレンドを用いて、解読してみると、興味深い分析ができる。

 

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2008/05/13 「〜エヴァンゲリオン〜」

 1995年10月4日 - 1996年3月27日まで全26話にわたりテレビ東京系列で
  放送された連続テレビアニメ作品である。
  2006年には文化庁メディア芸術祭の10周年記念企画として行われた
  アンケート企画「日本のメディア芸術100選」のアニメーション部門で、
  他の名作アニメを抑えて第1位に選出された。(以上ウィキペディより)

 その後、アニメファンの方はご存知であろうが、最終話が物議を呼び、
  新たに映画版として違う角度からの描写が公開され、2007年に
  リメイク版が公開された。

 リメイク版の興行成績は、公開後二週間の間はトップを維持。
  見た人には続編を期待させるエンディングとなっている。

 これは、アニメファンの一部のヒットなのではないかとの声も聞こえて
  来る気もするが、現在、凄い現象がおこっている。

 この映画のセルDVDが発売になったのだが、早々に売り切れてしまい、
  オークションでプレミアム価格で取引されている。
  さらに、これまでの作品をすべて集めたDVDのBOXセットが、
  同様にプレミアム価格で取引されている。
  新品未開封の物は、なんと販売価格の二倍の約四万円が相場である。

 以前からのファンというよりも、昨年の映画を見て新たに前作を見たいと
  思った人が購入しようとしたが、このBOXセットは限定品であったので
  数に限りがあり、この現象が起きていると推測する。

 10年の間、多くのファンを魅了し更にはファンをまだまだ増やしていると
  いうことになる。

 ロボットアニメというと、ガンダムが代表であるが、エヴァンゲリオンは
  以外と女性にも支持が高い事がヒアリングでわかった。

 これを感性トレンドの視点から分析してみよう。

 エヴァンゲリオンがTV放映されたのは、デジタル時代の終焉期
  1991〜1998年にあたる。そして、アナログ時代に転換し
  現在のブレイク期にリメイク版が上映された。

 リメイク版は四部作構成であり、その第一部が2007年に公開された。
  しかし、リメイク版と言っても内容は初期の作品とストーリーがかなり
  変わるようである。

 先ず、TV放映時の作品を分析しよう。

 エヴァンゲリオンを知らない人はロボットだと思っている方も多い。
  しかし、ロボットの外観を持っているが、中身は人間と同じ遺伝子を
  持つ巨大な人のような生物である。
  デジタル時代のロボット形状の中にアナログ時代の怪獣が隠されて
  いるのである。
  時代の変わり目に、時代の風に敏感に反応する人が、ここで魅了された。
  そして、アナログ時代に変わっても支持されたのは、この怪獣の要素
  であろう。
  そして、主人公は頼りない男の子であり、活躍をするのは女性が多い。
  これもアナログ時代を反映させている。
  これが、デジタル期終焉期からアナログ期黎明期まで話題になっている
  要素である。

 そして、今年のキーワードは本質である。
  この作品は、

 人の根源とは?
  親子とは? 
  人の心の壁とは?
 
  どれも人生にとっての本質といえるだろう。

 そして、TV版に比べ、主人公の男の子が少し強くなって表現されている。
  ハード時代の兆しが内包されているのである。

 これらが、新たなファンを獲得した理由である。

 リメイク版の第一弾の内容は、最初の作品の途中までを凝縮させた内容で
  あるが、部分的には違っており、続編がかなり違った内容になるのは
  詳しい方にはご理解いただけるだろう。

 そして、TV版に比べ、主人公の男の子が少し強く表現されている。
  ハード時代の兆しが内包されているのである。

 次回公開される作品は、2007年の公開作品よりも興行収入は
  上がるだろう。
  そして、その作品次第で今後の興行成績とその後のDVD販売などが
  左右されることになるだろう。

 残りの三部がどのようにストーリー展開をされるのか非常に興味がある。

 トレンドウォッチャーとしては要チェックな作品である。


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2008/05/06   画嬢

4月28日の日経MJ紙のブームの予感にて、「画嬢」なるものが
  紹介されていた。

  画嬢とは、画像編集ソフトを使用し、オリジナルの画像を造り、
  ブログに掲載したり、携帯電話で交換しあったりして楽しんでいる画像
  のことだ。

  このソフトが公開されたのは、2002年であるが急激に利用者が
  増加したのは、つい最近とのことである。

  そして、SNSのサイトなどで、公開・交換が活発にされるようになり、
  現在では、仲のよい友達が名前を入れあって友情を確認する為の
  ツールにもなっている。

  この現象の主役は小・中学生の女子である。

  この現象は、アナログ期ならではの流行現象といえる。
  この現象から見ることができるアナログ時代のキーワードは

  ・自分だけのオリジナル
  ・時間をかけて心をこめてつくる
  ・共感
  ・仲間

  である。

  自分だけのオリジナルが心地よい時代なので、あなただけの特別が嬉しく
  隠れ家的なお店が流行したり、既製品の洋服でも存在感のあるアクセサリー
  で差別化を図っているのがタウンウォッチングなどでよくわかる。
  最近のアクセサリー類やベルトやバックルの大型化と表現すれば
  お解りいただけるかと思う。

  時間をかけ、大切な人の為に何かをつくる行為は編み物などに代表されるが、
  この画嬢でも大切な友達の為に5〜6時間を費やすそうだ。

  そして、デジタル期の組織としての仲間でなく、利害関係のない本当の
  仲間の確認ツールとして、共感する画嬢に名前を入れて共有し、
  仲間の確認と自分の居場所を確認するツールになっているのである。

  これらが、感性トレンドからみた、画嬢のヒット要因である。

  アナログ期とは脳細胞のニューロンの長軸索活性期にあたり、
  女性性の特徴が心地よく感じる時代と言える。

  1999年〜2005年までは癒しの時代であった。
  そして、現在はブレイク期のロイヤル期にあたる。
  癒し期が終わり、自分探しから自分語りの時代に代わり、
  ブロガーの増加、SNSの急成長がはじまった。

  様々な世代の中でも、成長期の世代はアナログ傾向が強い。
  つまり、よりアナログ期の事象が表出しやすい世代ともいえる。

  また、この世代はHANAKO世代Jrにもあたり、
  次代の消費の牽引世代になると思われる。

  この世代の女子の流行現象は要チェックだろう。アナログ度の高い男子にも
  この流行は伝播する可能性がある。

  渋谷の女子高生の声を吸い上げ、商品開発する企業もあれば、口コミ効果を
  狙ってのマーケティングを行っている企業もある。
  これらの試みは、感性トレンドの観点からは良い着眼点だとも言える。

  ただ、この画嬢に関しては、アナログ度が相当高くないと、
  共感できないかもしれない。
  バリバリのビジネスマンが画嬢にはまりブームになるとは思えないが、
  アナログ度の高い、若い女性に支持されている事は事実である。
  この中に現代のアナログ時代のビジネスのヒット要因のヒントはたくさんある。

  データを読むことは大切なことだが、街に出て時代の風を感じる事もとても
  大切なことだと思う。

  煮詰まった時は、なにも考えずに歩く人を観察すると思わず何かのヒントを
  つかむこともあるかもしれない。

 

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2008/04/29   〜多色展開〜

最近、様々な商品で、多色展開されていることにお気づきの方は多いと思う。
  パソコンや携帯電話にも多色展開を見ることができる。
  また自動車にも見られ、時計にも見られる。PSPも多色展開されてきた。

  これらの商品は、機能や使い勝手、値段などを考慮して購買にいたると
  考える人も多いであろう。
  しかし、その機能性だけでなく、ラインナップが多色であることも
  購入決定の大きな要素となっているのは事実であろう。
  だからこそ、機能を求める商品にも多色展開がされている。

  この多色展開は、アナログ時代のキーワードの一つである。
  この様々な商品の多色展開を感性トレンドの視点から紐解いてみよう。

  先ず、今期のアナログ時代であるが、1999年〜2026年が該当する。
  前期のアナログ時代は、1043年〜1970年までが該当する。

  2008年は2006年から始まったアナログ期のブレイク期にあたる。
  様々なアナログ要素が商品や社会現象に色濃く反映されている時代とも
  言える。

  さて、今期の多色展開は、ユニクロのフリースブームから見ることができる。
  その同時期にカラージーンズの流行があった。
 
  1998〜1999年頃の話である。
  そして、2006年以降のブレイク期にあっては冒頭に挙げたように
  様々な商品に多色展開がされるようになった。

  多色展開の商品ラインナップは、二つのアナログ要素を刺激する。

  先ずは見た目が心地よいのである。
  様々な色を同時に認識することは、脳にとって複雑な事象である。
  この「複雑な事象が心地よい」がアナログ期の根本的な要素なのである。

  そして二番目に、多色の中から自分のお気に入りを選ぶ事が可能である。
  「自分だけの特別感」が満足させられるということである。

  この自分だけの特別が嬉しい事象は、飲食店にも如実に顕れている。
  ファミレス全盛の時代は過ぎ去り、現在は隠れ家的なお店が繁盛傾向に
  あることにお気づきの方も多いだろう。

  情報の早い方や、感性のアンテナの高い方は、多色に少し飽き、
  違う傾向が出ていることに気がついてるかもしれない。
 
  これは、今年は、2013年から始まるハード期の特徴が、
  商品のデザインなどに顕れる年でもあるからである。

  前期のアナログ期の多色展開代表は、マーブルチョコレートを挙げよう。
  食べ物に毒々しい色がついていても違和感がないのである。

  また、サイケデリックなファッションなどが復活傾向にあるのも、
  この多色と複雑なデザインが心地よいからである。

  「多色展開」と「自分だけの特別が嬉しい」、さらに「複雑」は、
  このアナログ期のキーワードなので、覚えておいて損にはならない。

  街を歩いていて、このキーワードが気になり商品などをウォッチング
  するようになったら、あなたも立派なトレンドウォッチャーだ。

  多色展開 参考サイト(お時間のある方は是非ご覧頂きたい)

  HPそのものが多色になっていることや、商品のキャッチに
  あなたにぴったり=(自分だけの特別感)などのキーワードが
  含まれていることがよくわかる。

  http://club.panasonic.co.jp/mall/mylets/open/hikaku/
  レッツノート

  http://www.au.kddi.com/seihin/index.html?cid=10101-00298
  AU 携帯

  http://mb.softbank.jp/mb/product/3G/
  ソフトバンク携帯

  http://www.nttdocomo.co.jp/product/
  ドコモ携帯

  http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0708/22/news077.html
  携帯多色の記事

  http://www2.nissan.co.jp/MARCH/K12/0706/index.html
  マーチ

  http://www.demio.mazda.co.jp/
  デミオ

 

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2008/04/22   創刊号 〜ALWAYS 三丁目の夕日〜

「ALWAYS 三丁目の夕日を感性トレンドから見る」

   映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は、2005年11月5日公開の邦画である。
   配給は「東宝」。
   興行収入は32.5億円。
   お正月映画を押しのけ、年越しロングラン上映となり、
   日本アカデミショーにて全部門での受賞。
   13部門の内、12部門にて最優秀賞を受賞した。
   もちろん、最優秀賞に輝いた作品である。
   その他の映画関係の賞を総なめにしたと言っても過言ではない。
   その後、続編の「続・ALWAYS 三丁目の夕日」が、
   2007年11月3日に公開され涙した人も多いのでは。

   この「続・ALWAYS 三丁目の夕日」が公開される前に地上波にて
   「ALWAYS 三丁目の夕日」が、オンエアーされた。
   2006年12月1日に金曜ロードショーにて、視聴率22.5%を記録し、
   2007年11月2日にも同枠にて公開前日特番としてオンエアーされ、
   20.8%という高視聴率をマークした。

   また、神田のガード下には、この映画をモチーフにしたカフェが期間限定で
   オープンされた。(現在は元の店に戻っているが、その名残は見ることが可能。)

   内容は1958年の東京タワー建設中の日本で人情味にあふれるドラマが
   その当時の社会背景とともに描写されるというものである。

   これを感性トレンドの視点から考察すると、とても面白い。
   1958年は感性トレンドでは、アナログ期の第三期・ハード期の第一期にあた
   る。
   これは、もうすぐやってくる2013年からのアナログ・ハード期のちょうど
   ワンサイクル前の時代を描写している事になる。

   ここにヒット要因がある。

   この当時の商品のデザインはアナログ期全盛のもので、現在流行している様々な
   商品と共通項が見られる。曲線多様で多色で複雑な形状のものが多いことがわか
   る。
   また、人間らしさが心地よいのもこのアナログ期の特徴の一つである。
   ここに皆が涙をながしたのである。

   これらのエッセンスが全て包括されている映画なのである。脳の潜在域が心地よい
   と感じる作品であるから、空前のヒットになったのである。

   現在、映画の興行成績は厳しいのが現状であるが、その中でヒットを飛ばした。
   そして、まもなく「続・ALWAYS 三丁目の夕日」のDVDがリリースされる。
   現在、セルDVDの売れ行きは映画の興行成績よりも良いとされている。  
   それを考えると、このDVDの売れ行きとレンタルの業績は、成功するだろう。

   映画を見れなかった人。また、噂を聞いた人。映画も見たけど、手元においておき
   たい人が購買層として既に予約を入れているはずである。
   なぜなら、アナログ期の要素だけなく、今年はハード期の予兆が顕れる年でもある
   からだ。
   このハード期の事象は東京タワーに代表される。また新幹線の開通もハード期の
   ものだ。
   ハード期は高さに憧れ、社会インフラが整備される時期でもある。
   次期のハード期には、新東京タワーの建設とリニアモーターカー(第二新幹線)
   の開通が決定している。
   これは、偶然の一致でなく脳が同じような事象を心地よく感じるという事である。
  
   同様に、「地下鉄メトロに乗って」や「東京タワー?オカンとボクと、時々、オト
   ン?」のヒット要因も同様である。

   また、1999年からアナログ期に転換し、その後、各地に昭和のテーマパークが
   オープンし流行している現実も無関係ではない。
   昭和といってもどの時代を切り取るのか?
   皆、同じようにアナログ期の昭和時代を描写している。
   アナログ期は1943〜1970年までである。
   これをレトロブームと解釈する方が多いと思う。
   この時代をリアルに生きた人には懐かしさはあるかもしれない。
   しかし、その時代を知らない若者がこの時代を心地よく感じるのは、
   脳の潜在域が理屈でなく心地よく感じるからなのである。

   試しに、1971年以降のデジタル期のテーマパークをつくっても笑えるものに
   なるだろう。
   それは、脳が心地よいと感じる事象のベクトルが間逆であるからである。

 

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2008/04/09   なぜ新型クラウンが売れたのか

「新型クラウンが月販120,40台」

   国内の新車販売は、所得の二極や若者の車離れなどの逆風で年々
   その販売台数を落としてきている。
   その中でもセダンタイプの落ち込みは、ここ数年非常に深刻な
   状態である。
   そんな強い逆風の中、2008年3月度の乗用車販売台数でフィト、
   カローラ・ヴィッツにつぎ、四番目に売れた車がトヨタの新クラウン
   である。
   
   なぜ、セダンが売れない状況の中で、新型クラウンが売れたのかを
   解読してみよう。
  
   先ずはキャッチコピーだが、この車のキャッチコピーは、
   Feel、CROWN EMOTIONAL DRIVING である。
   ずばり感性に訴えかけてきているのである。
   
   先ずはデザイン面。現在、アナログ期の第二期のロイヤル期である。
   この時期の車のデザインは曲面・曲線で構成され、非常に複雑なラインで
   形成される。特に、フロントの丸さは実車を見ると、四角いイメージのある
   クラウンとは真逆の丸いボンネットを持つことがよくわかる。
   そして、リア下がりのテールラインを描いている。
   デザイン面では感性トレンドのキーワードにそのまま当てはまる。
   このデザインを見たものは、潜在的に心地よいと感じるはずである。

   そして、スペックを見ると、今となっては特別ハイパワーというわけでは
   ないのだが、重量とトルクを見れば、ストレスを感じる事無く充分に加速する
   とであろうと想像がつく。そして何よりも足回りに力を入れて開発した
   とのこと。これは、ドライバーの感性を刺激する。

   つまり、この車は、キャッチコピーに偽りなく、感じる車であり、潜在に
   心地よく感じる車なのである。

   これが、この車の想像を超える販売台数の真実であると私は読む。
   理屈でなく感性に響く商品。
   これが、現在のアナログ期にはヒットするのである。

 

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