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@ 1955年  初の純国産乗用車クラウン誕生。ハード期に転換する直前のことである。そして、ハード期の到来と供に馬力が48psから一気に90psとなる。デザインではアナログ期の典型。丸いライトに丸いボンネット。腰下のラインはふくよかで、フロントグリルも複雑でバンパーも複雑な形状を持つ。

A 1962年 ライトは丸く、腰下のラインはやはり曲面で構成され、フロントガラスも曲面である。横に一直線に伸びる線はハード期のデザインへの現われ。

B 1967年 デジタル期転換直前の車。既に直線が多く見ることができる。ガラス枠も直線基調に変化してきている。フロントにわずかに丸いラインが残っている。 C 1971年 トランクが長くなり、横方向への広がりが始まっていることがよくわかる。デジタル期に転換した年の車。ウィンカーも横長で直線基調であることがわかる。ドアとボディーのつなぎ目も直線で形成されている。 D 1974年 ライトが四角になり、デジタル期のデザインに移行していることがよくわかる。サイドドアモールとは意味が違うが、フロントバンパーからドア・フェンダー、リアバンパーまで一本の直線がはっきりしてきた。この横方向への広がりはデジタル期を通して存在し、デジタル期ピーク期に最も顕著に現れる。
E 1979年 ライトも四角、窓も四角、ウィンカーも四角、サイドドアモールがはっきりと顔を出してきた。デジタル期のクラウンの基本デザインが完成されているモデルといえる。 F 1983年 ライトも真四角、サイドドアモールからバンパーへの直線は、なんと車を一周して存在する。前から見ても、横から見ても後ろから見ても横方向への水平展開がされている。クラウンではこの車のデザインが、デジタルピークのデザインとなる。 G 1987年 基本は先代のモデルと同様のデジタル期のデザインだが、細部での面取りが始まり、角がとれてきているのが見て取れる。自動車の快適装備がどんどん充実されてきた時代でもある。これはソフト期の要素となる。 H 1991年 三代続いたデジタルデザインから、かなり丸さを感じるデザインとなる。デジタル期が終盤に近づいてきていることと呼応している。サイドドアモールも控えめになってきた。 I 1995年 四角いイメージを残しながらも角の立たない上手いデザインでまとめてあるといえる。腰下のラインはわずかだが曲面で構成されている。基本はデジタル期のデザインだが、アナログ期の曲面の様相が現れている。サイドドアモールは控えめになってきているのが、よくわかる。
J 1999年 ライトの角が丸くなりボンネット中央部がわずかだが膨らんできている。腰下のラインも曲面で構成されている。サイドドアモールは控えめになっている。キープコンセプトながら、アナログ傾向のデザインであることがよくわかる。フロントグリルも厚さを感じるのもアナログ期のデザインへと転換している事が見て取れる K 2003年 ゼロクラウンでは完全にアナログデザインにシフトしてきている。ライトは複雑な形状を持ち。ボンネットの形状は段差を持つ複雑なラインへと変わっている。ドアミラーも曲線で構成されている。 K 2003年 ゼロクラウンでは完全にアナログデザインにシフトしてきている。ライトは複雑な形状を持ち。ボンネットの形状は段差を持つ複雑なラインへと変わっている。ドアミラーもK 2003年 ゼロクラウンを横から見ると、フロントが丸くなっていることがよくわかる。サイドドアモールが残るものの、非常に目立たない。リア下がりも復活し、ルーフのラインもリア下がりである。後席のヘッドクリアランスを確保するなら、ルーフは直線の方がいいはずだが、リア下がりのRを描いている。また、トランクが非常に短くなり、横への広がりでなく、縦方向への高さが強調されるデザインである。また、ドアの高さの比率が高くなり、相対的にガラス部分が短くなるのもアナログ期の特徴の一つである。 視界の確保を考えれば窓が広いことのほうが運転のしやすさにつながるはずだが、アナログデ期には、この傾向は強く出る。 L 2008年 ライトはいよいよ複雑さを増し、その中には丸いプロジェクターヘッドライトが丸の復活を果たしている。フロントグリルも曲線・曲面で構成される。ボンネットも、更に丸さが強調されている。フォグライトも丸くなっている。ウェストラインが非常に高くなり、窓が小さく感じる。ウェストラインより下のボディーは曲面で構成されていることがよくわかる。初代クラウンに見ることができた、曲線・曲面・丸というキーワードがしっかりと甦っている。サイドドアモールは完全にその姿を消し、水平展開の横方向への広がりよりも高さを感じるアナログ期のデザインであることがよくわかる。エンブレムも大きくなっている。これもアナログ期のデザインの特徴のひとつである。